青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

「介護」という名の愛

 高齢化社会が進んでいる今、「介護」の問題も、家族においては非常に重要なテーマです。みなさまの中にも、この問題で悩んでおられる方も多いことでしょう。

 

 実際、私のもとにも、介護に関するお悩みで相談に訪れる方が本当にたくさんいらっしゃいます。そういった方々のほとんどが、「子供としての役目を果たしたいとは思いますが、もう疲れてしまいました」とか、「おばあちゃんが言うことを聞いてくれなくて困っています。どうすればいいのでしょうか」といったことを口にされます。

 

 ひと口に介護といっても段階はさまざまですが、問題が起きやすいのは、介護される側の体が不自由になり、トイレをひとりでできなくなったときです。

 

 そういった状態になると、まず、介護する側がだんだんイラついてくるようになり、つい怒ったり、怒鳴ったりということが多くなるようです。

 

 もちろん、介護される側のおばあちゃん、おじいちゃんも、申し訳ないとは思っているのですが、なにしろ体の自由がききません。

 

 そんな我が身のふがいなさに情けない思いをしているところに、子供から怒られてしまうわけです。そういったもどかしい感情が働くため、「もう介護しなくていい」「死んだほうがましだ」という言葉がついつい出てしまうのです。

 

 つまり、体は年老いたとはいえ、人生の先輩としてのプライドがあるがゆえに、子供から怒鳴られると、申し訳ないとは思っていても、つい本心ではないことを言ってしまうのです。

 

 そういった事情がお互いを苦しい状態に追い込むのですが、そうなってしまうと、それはもはや介護とはいえず、いってみれば修羅場。お互いがお互いの心を傷つけ合うような悲惨な状態になってしまうわけです。

 

 介護は体力的にも精神的にもとても大変なことではありますが、そんな不毛な状況から抜け出すには、介護する側が、「相手は体の自由がきかない状態」なのだということを、きちんと理解してあげる必要があると思います。

 

 もちろん、口で言うのは簡単です。家族間での介護の問題は、お互いにさまざまなしがらみがあるがゆえに、一朝一夕には解決しません。

 

 しかし、苦しみから抜け出すためには、今、介護問題に悩んでいるのは、自分自身が背負ってきたカルマなのだと受け止め、自身の生き方、考え方を変えるしかないのです。

 

 それを心に刻み、おじいちゃんやおばあちゃんが言い放つ暴言を耳にしても、それは心の底からの声ではなく、人間としての尊厳を必死に守ろうとしている言葉なのだととらえて、苦しい介護を乗り切っていただきたいと思います。

 

 私のもとを訪れた方の中に、そういったことに気がつき、素晴らしい介護をしていた方がいらっしゃいますので、そのことをお話ししたいと思います。

 

 その方は、四十歳代の男性でした。ご自宅で、兄弟や父親と一緒に、家族一丸となって母親の介護をしていらっしゃいました。

 

 その方のお話を聞いてまず感心したのは、適材適所といった感じで役割分担をしていたことです。「どうして、そのようにしたのですか?」と尋ねたところ、返ってきた言葉はこういうものでした。

 

「いくら家族といっても性格はそれぞれですから、介護する人間が毎日変わると、母親が困るのではないかと思ったのです。そこで、家族それぞれの性格に合わせて、話を聞く役、ご飯を作る役などといったように考えていくうち、自然と役割が決まっていきました」

 

 つまり、介護する側ではなく、介護される側に立って、「正しい介護とは」ということを考えたわけです。そして、その方はさらに、

「母親をなるべく居間にいさせるようにしました。居間は、家族みんなが集まる場所ですし、何よりも、居間からは外の景色を見ることができます。寝たきりだと、どうしても自分の内側に気持ちが向かいやすくなって、どんどん暗くなってしまいます。だから、少しでも外の景色を見せてあげたかったのです」

 

 この方がなぜ、ここまで母親のことを考えて介護できたのかと考えたとき、私はあるひとつのことに思い至りました。

 

 それは、彼らはやがて自分自身が介護される側になるときが来るということを、しっかりと自覚していたのではないか、と。

 

 もちろん、そのように考えられる前提には、親への恩、愛情もあるでしょう。実のところ、親の恩に報いるために介護をまっとうしなければいけないという思いがあったということを、その方は私に打ち明けてくれました。

 

 要するに、何事も、過去、現在、さらに、未来までも含めて考えることが大切なのです。そして、いずれ自分もそういう立場になるであろう未来のことまでを視野に入れて考えることが、このご家族にはできていたわけです。

 

 また、この方が、お母様にこのような介護ができたのは、過去における家族関係の影響もあるでしょう。つまり、母と息子の絆がしっかり結ばれていたからこそ、このような素晴らしい介護ができたのではないか、ということです。

 

 やがて、誰しもが介護される側になります。自分が介護されるであろう未来を考え、今ある親子関係をしっかり見つめ直してみましょう。

 

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