青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

「霊障」で病気になるのか?

生老病死」の「病」、つまり病気についても、多くの方が苦しみを抱えていらっしゃいます。

 

 これは、年を重ねている方はもちろんのこと、若い方も、また男性にとっても女性にとっても、変わらぬ悩み、苦しみであるといっていいでしょう。

 

 ただし、その苦しさから病気を「霊障」と勘違いする方がとても多いのですが、体の具合が悪いことを霊障と疑い、除霊をしてほしいと訪れる方が絶えません。霊能者としてのお役目をさせていただいている私としては、そういう状況は本当に残念でなりません。

 

 たとえば、こんな方がいらっしゃいました。

 

 相談に見えたのは、七十歳代半ばの女性です。その方の相談内容は、

「もう何十年も眠れなくて困っています。病院にも何軒も行きましたし、睡眠薬も飲みましたが、まったく効きません。やはりこれは、霊の障りがあるのでしょうか?」

 というものでした。

 

 さっそく、神にお伺いを立て、透視をしてみると、霊障でないことはすぐにわかりました。

 

 神が教えてくれた不眠の原因というのは、老化による体の不具合によるもの。リンパの流れが滞っているために、不眠という症状が起きている、ということでした。

 

 そこで私は、その方に運動を勧めさせていただきました。

霊障ではありません。ただ、リンパの流れが滞っているようですから、運動をしてください。でも、一気に激しい運動をしてはかえって体を壊しますから、まずはゆっくりウォーキングなどをして、時間をかけながら改善していってください。そうすれば、眠れるようになりますよ」

 と、お伝えしたのです。

 

 もちろん、私の心の中には、「しっかりと眠れるようになってほしい」という思いだけがありました。

 

 しかし、その後、その方の息子さんから手紙をいただいたのですが、それは

「わざわざ青森まで行ったのに、全然当たっていない。母の不眠は霊のせいなんだ。なのに、なんで除霊をしてくれないのか」

 という、驚くような内容でした。

 

 私は、すぐに電話をして説明したのですが、安心してくれるどころか、霊障ではないと知り、気に入らないとばかりに怒鳴り声を出していました。

 

 私は、透視力によって神が見せてくれたことを、その方によくなっていただきたい一心で、少しでもわかりやすいようにと、いろいろと言い方を変えながらお伝えしたのですが、長年の思い込みとは恐ろしいものです。その方は頑として、自分の意見を譲ろうとはなさいませんでした。心を固く閉ざし、私の言葉を一切、受け入れてくれないのです。

 

 でも実は、このような方は決して珍しくありません。

 

   病気の中でも、最近は、ガンになる人が増えていますが、ガンを宣告された方には、霊障を疑うケースが多く見受けられます。ことに、四十歳代、五十歳代の女性の方が多いでしょうか。

 

 そんな中には、このような方がいらっしゃいました。

 

 相談者は五十歳代半ばの女性。自分がガンになったのは、先祖の誰かがこの世に恨みを残しているのが原因に違いないと思い、私のもとを訪れる前に、ほかの霊能者のところに行かれたのだそうです。

 

 そうしたところ、その霊能者に、「あなたのガンは霊障だ」と言われたそうなのですが、さらに悪いことに、

「この霊はものすごい。恨みが激しすぎて、とても手に負えない。私には除霊することはできない」

 と言われたそうです。これはまったくひどい話です。聞いているだけで腹立たしい気持ちになりましたが、こんなことを言われたら、誰であっても不安が募ってしまうのは当然でしょう。

 

 こういう内容の言葉は、ガンという不安を抱えた人にとって、助かりたいというすがるような思いがあるために、心の奥深くに入り込んでしまうのです。

 

 その女性も、何を信じればいいのか困り果て、何とか助かりたい一心で私のところに相談にいらっしゃったのです。

 

 そこで、さっそく透視をしました。すると、確かにガンはありましたが、まだ手術をすれば助かる初期の段階でした。そして、体だけの問題で、霊障などではありませんでした。

 

 さっそく、そのことを告げて、安心してもらおうと思ったのですが、やはりこのケースでも、「単なる病気で、霊の障りではない」と私がはっきり告げても、なかなか納得してはもらえず、とにかく除霊をしてもらえないかと頼まれました。彼女にとっては、除霊をしてもらうということが先決だったのです。

 

 もちろん、ガンを霊障と疑って、私のもとに相談にいらっしゃる方が全員、こういった反応を示すわけではありません。普段から理解力があり、物事を冷静に見ることのできる目と心をお持ちの方は、「霊障ではない」という私の言葉を、しっかりと受け止めてくれます。

 

 そして、先ほどまでの暗くうつむき、青ざめていた顔が変わり、恥も外聞もなく感動の涙を流しながら、

「ああ、本当によかった。ありがとうございます。霊障でないなら、病院に行ってきちんと検査をしてもらいます。手術すれば治る見込みが高いんですね」

 と安堵の言葉をもらし、涙を流したまま部屋を後にして、家族によい報告を一刻でも早く伝えたいといった、いそいそとした雰囲気で携帯電話を握りしめて帰っていかれます。

 

 私自身も、四十歳代の初めに乳ガンを患い、片方の乳房を全摘しています。

 

 そのことで、透視能力者なのになぜ病気にかかるのか、なぜ回避できなかったのか、という声も耳にしました。ひと昔前の透視能力者は、自分が風邪をひいていることさえ隠した、という話も聞いています。

 

 でも、そんな考えはもう時代遅れです。私はみなさんに、スピリチュアルの世界のことを正しく理解していただきたいと思っておりますので、そういった間違った考えは改めていく時代に入っていると思っています。

 

 透視能力者であっても、ひとりの生身の人間です。もちろん、神からは乳ガンであることを知らせていただき、きちんと検査をし、手術を受けて完治しましたが、透視能力者でも風邪もひきますし、悩むこともあります。そもそも、人間は神ではないので、この世に完璧な人間などいるわけがないのです。

 

 私もみなさんと同じように、カルマゆえにこの仕事をしています。透視能力者を特別扱いすることは時代遅れだと思うのです。

 

 いずれにしても、病気=霊障とすぐに結びつけるのは古い考えです。そういうことを、私ははっきりとみなさんにお伝えしていきたいと思っています。

 

 というのも、霊障を疑う方は、あっちこっちの霊能者のところに行くケースが多いのです。そして、おかしな話に聞こえるかもしれませんが、頑なに霊障と決めつけてしまっているために、「霊障ではない」と言われても受け入れることができません。その結果、ガンを霊障と認めて、除霊をしてくれる人を探し訪ねていくような感じになってしまい、そのあげくに、病気を進行させてしまったりすることもあるわけです。

 

 もっと早い段階で病院に行ってさえいれば治っていたはずなのに、霊障を疑ったために病院に行くのが遅れ、行ったときには転移が進んでいて、もう手遅れ……。あるいはまた、除霊をするからといって、びっくりするような金額を要求され、借金までして支払う……。そんな結果を招いてしまうのは、本当に残念です。

 

 現代医療はかなり進んでいます。ひと昔前とは違いますから、まずは、早期発見、早期治療。それがいちばんの対処法だということを、しっかりと心にとどめておき、自分のため、家族のために命を長らえることを願ってやみません。

 

 

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