青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

子どもの就職の悩みについて

 仕事の悩みというのは、当の本人だけではなく、ご両親もいつも心配しているものです。

 

 ある60代の母親は、息子さん(20代)の就職のことで気をもんでいました。

 

 彼は大学時代、勉強がうまくいかずにうつ状態となって、心療内科に通っていたそうです。また内向的な性格で、人との交流は不得手でした。大学は何とか卒業したものの、3年たっても就職が決まりません。

 

 弟のほうが先に就職が決まり、うれしい反面、長男が劣等感を持ってしまわないか不安だと言います。

 

 子どもの就職に関して、親がしてあげられることは何なのでしょうか。

 

 

すべての土台にあるのは〝人間関係〟

 

 親というものは、子どもにとって精神的な柱です。親が最後まで子どもを信頼しなければいけないのは、そのためです。親の信頼をなくした子どもというのは、精神的支柱をなくした状態。つまり、人生の軸が定まらない状態ですので、何かに一生懸命になるということや、力強く前に進むなどといったことができなくなってしまうことがあります。〝親の信頼〟という精神的セーフティネットがなくなってしまうので、ビクビクしてしまって前に進めないのだと思います。

 

 相談者の母親は幸い彼を信頼していましたし、見たところ一時的な悩みだったのですが、それよりも心配したのは、彼は交友関係が苦手だというところです。

 

 彼の場合は、もの作りが好きだということで、美術大学に進んでいます。職種によってはもの作りに携わることができるので、そこを目指せばいいのですが、そういう職に就くことができれば、交友関係が築けなくてもいいということにはなりません。もし人と每日のように関わる仕事に就いた場合のことも考えると、人間関係は必要不可欠なものです。

 

 また、もっと大切なことは、自分を支えてくれる、そして自分も相手を支えようとする人間関係を築いていくことは、人生を豊かに生きていくうえで欠かせないということです。

 

 母親は、彼が人間関係が苦手だということを知っていたのですが、そのことと、彼が内向的でもの作りが好きなことを結びつけて、「彼は内向的でもの作りが好き〝だから〟人間関係をうまく築けない」としたのです。

 

 彼の場合、自信が身についていませんでした。もの作りが好きなのも、人から見てもらいたい、認めてもらいたい、自分を知ってもらいたいという気持ちの表れだと思います。

 

 彼は人間関係が苦手だからといって、人との絆を求めていないわけではありません。自分に自信がないために人のことを信用できず、最初から期待していないのです。

 

 彼の中には、理想の人物のようなものができあがっていて、その理想像に合致した人でないと受けつけられなくなってしまっています。そうすると、悪いところばかりが目についてしまい、自分を受け入れられないように、相手のことも受け入れることができないのです。彼の場合は、その鬱屈としたエネルギーを〝もの作り〟という形で表現しているのではないでしょうか。

 

 母親が気づかなければいけないところは、彼の就職よりも、この人間関係の部分、彼の心の中にある鬱屈とした部分なのです。

 

 森羅万象は、互いの関係性なくして存在することはできません。水、空気、土、植物、動物、人間、宇宙、あらゆるものはそれぞれ関わりを保ちながら存在しています。

 

 人間はそういった自然と関わり合いながら、人間とも関わって生きていきます。私たちが人生を送る社会という場は、ひとりひとりの人間が、蜘蛛の巣のような人とのつながり(関係性)を持ちながら生きていく場です。

 

 自分の周りの糸が全部切れてしまったら……。人との関係性を失ってしまった先に、間違いなく幸福はありません。

 

 それぞれの人がつながっている蜘蛛の糸は、関わり合いの強さに比例してその強度が高くなります。人間関係が希薄だと、自分と人とをつなげている蜘蛛の糸がか細くて、いつ切れてしまってもおかしくない状態になり、その不安定さは無意識のうちに自信のなさにつながっていきます。

 

 彼は、仕事を見つけるのももちろん大切なことですが、人とのつき合い方も学んでいかなければ、将来、孤独になってしまいかねません。

 

〝自分〟というものは、人との関係性の中で生まれるものです。相手がいることで、〝自分〟という輪郭がはっきりしてきます。自分を知りたければ、自分の周りを見ることです。現時点で、自分が関わっているすべてを見れば、人生の中で今、自分がどういったところにいるのかが見えてきます。

 

 自分が関わっているものを知るためには、過去を振り返ることです。過去というのは、現在を教えてくれ、そして未来の道筋となります。

 

 人生とは川の流れと同じようなもの。

 

 右に行ったり左に行ったり、軌道修正しながら前に進んでいくのです。

 

 その中で人間関係というのは、自分が間違ったときに軌道修正をしてくれたり、流れがいいときは後押ししてくれたり、そういった役割を果たします。つまり、人間が人生を生きていくには欠かすことができないものなのです。

 

 もちろん、知り合いがただ多ければいいというわけではありません。信頼して関係性を築いている人間が何人いるか。その人のためなら自分を犠牲にできる人間が何人いるか。そういった人間関係があるのとないのとで、人生の豊かさには雲泥の差があります。

 

 母親は今は彼の就職のことを悩んでいますが、その悩みは表面的なものかもしれません。もし、彼が就職しても、やはり彼の人間関係のことで悩むと思います。

 

 今は60代で身体も元気のようですが、これから年歳を重ねていけば、いつ身体が不自由になっても、いつ天寿をまっとうしてもおかしくない年齢になっていきます。

 

「いつ、私がこの世から旅立ってもおかしくない」

 

 そういう状態になっていくと、親というのは自分のことより、自分がいなくなったあとの子どものことを考えるものです。彼女の場合も多分にもれずそうだと思います。そのときに、彼を支えてくれる人間関係がないということは、彼女が亡くなるその瞬間まで後悔として残りますし、その後悔はやがて、輪廻を経てカルマとなって来世に持ち越してしまうことになるのです。

 

 人生で大切なものを見失ってしまうと、気がつくと茨の道を歩み、体じゅうが傷だらけになってしまう場合もあります。

 

 彼の明るい未来を願うのであれば、就職のことよりも先に、人間関係の大切さを教えるべきなのではないでしょうか。

 

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