青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

日本語を理解できない人々

 自分ではなかなか気づきにくい欠点のひとつに、まず、「表現力のなさ」ということがあげられると思います。

 

 たとえば、こんな例があります。

 

 その日、相談に訪れたのは、五十歳代の女性。その方はまず、ご自分の体調が悪いことから話されたのですが、

 

「今、体調がすぐれないんです。実は私、小学生のときに側湾症の手術をしていまして。あ、でも、それは今では治っていて、病院に行っているわけではないのですが、五十歳を過ぎたあたりから、元気がなくなってきて、眠りは浅いし、肩が凝るし、やたらに汗が出て困っています。あと、中学生のとき、体の具合が悪いときに霊障だと言われたことがありました」

 

 というように、話があちらこちらに飛ぶのです。

 

 そこで私は、要点を絞ろうと必死で質問したのですが、私の質問に答えることもなく、とめどなく自分のことを話すのみです。

 

しかも、今度は、

 

「そういえば、小学校に上がる前に川で溺れそうになったこともありました」 と、要点を絞るどころか、体のことに関する、思い出せる限りのことを伝えようとし始めます。

 

 これでは余計、話にまとまりがつきません。仕方がないので、私のほうで、 「この人はいったい、私に何を聞きたいのだろうか?」というふうに考えを巡らせ、その方が話された内容をまとめて、

 

「あなたは、体調が悪いのはなぜか、ということを知りたいのですね」

 

 と聞くと、意外なことに、

 

「そうじゃありません」

 

 という答えが返ってくるわけです。

 

 普段は、相談の内容を聞いてから神にお伺いをするのですが、こういう場合は話を続けても埒があきませんので、仕方なく、神に聞いたほうが早いと思い、この段階で神にお伺いを立ててみることにしました。

 

 すると、神は私に次のように言ったのです。

 

「この人の汗が出ているのは更年期障害からきている。肩凝りもそうである。

ただし、本人はそうであるとは認めていない。なぜなら、どこかの霊能者から『体調が悪いのは霊障からきている』と言われたからだ」

 

 そこで私はその方に、神から教えられたとおり、

 

「あなたは、ご自分が最近、汗が出たり、肩が凝ったりして体調が悪いのは、霊障のためだと思っていますね。だから、私のところに来たんですね」

 

 とお伝えしたところ、その方は、

 

「もちろんです。だから来ました」

 

 と答えたのです。

 

 こういった質問内容でしたら、たとえば、

 

「私は最近、体調が思わしくないんです。眠りが浅いし、汗が出るし、肩が凝ります。これは、霊の障りからくるのでしょうか? それとも体のどこかが悪いんでしょうか?」

 

 ということで済むわけですが、透視能力がどんなものかがわかっていないために、要領を得ない言葉を発してしまうのです。

 

 こういった方と接するたび、

 

「ああ、この方は、透視の意味もわからなければ、まとめて話すことの重要さも理解していないんだな」

 

と痛感するのですが、ご本人がそれを何とも思っていないことが、何より問題ではないでしょうか。こういう方は、「話を聞いてください」と注意をしても意味がわからず、ただ私に“叱られた”と思ってしまいます。

 

 そもそも、話をまとめることができないと、“自分の言いたいことを相手に伝えられない”わけですし、また同様に、“相手の話の内容もしっかりととらえられない”人間になってしまいます。

 

 これでは、ちゃんとした会話というものが成り立たず、意思の疎通が十分にできないのではないでしょうか。

 

 この「表現力のなさ」という欠点があるために、この方はこれまで、いったいどれほど損をしてきたのかと思わざるを得ませんでした。

 

 そこで私は、

 

「ご主人とは夫婦ゲンカが多くはないですか?」

 

 と、ご家族との関係を聞いてみたところ、

 

「夫とはケンカが絶えなくて、すでに離婚しました」

 

 と言います。さらに、かわいがって育てた長男とは絶縁状態。嫁に行った長女はたまに実家に帰ってくるものの、ケンカが絶えないとのことでした。

 

 こんな例もありました。ふたりで相談に見えた六十歳代のご夫婦です。

 

「私の長男が今、ガンで入院しているのですが、命は大丈夫でしょうか?」

 

 と奥さんが言うのですが、いろいろ話を聞いていると、どうしても年齢や状況が合わなくなってきます。そこで私が、

 

「ご病気の方は、あなたのご長男ですよね?」

 

 と確かめると、一緒に来られたご主人も、

 

「お前の長男だよな」

 

 とおっしゃいます。それでも話の辻褄が合わないので、その方が〝長男〟と呼ぶ方の生年月日を聞いてみると、相談者より年齢が上なのです。

 

 そこで私が、

 

「ご病気の方は息子さんではなく、あなたの一番上のお兄さんですね?」

 

 と質問をしても、それでも違うと言います。こんなやりとりを何度もくり返して、やっと確認がとれるのです。

 

 要するに、家の中だけで使っている言葉は、家族以外の人には通じない、ということに気づいていないわけです。これでは、友人との会話もうまくいかないのではないでしょうか。そして何より、こういった慣れの言葉が多く使われる環境で育った子供は、家の中と同じような発言や行動を外でもしてしまい、それがトラブルにつながることも多いのです。

 

 また、このような「表現ベタ」の方は、往々にして、人の話を聞くことができず、自分の間違いも認められない場合が多いように思います。

 

 たとえば、私が相談に答えようとしているときに、私の言葉をさえぎるようにして、ご自分の意見を言われるようなことが実に多いのです。

 

 そうすると、神からの言葉をお伝えしようと思っているのに、大切なことがどこかに飛んでしまい、しっかりとしたアドバイスができなくなります。

 

 そして、困り果てた私が、

 

「あなたは聞く側。私は答える側です」

 

 と強く言うと、“悩んでいるのに何も言わせない”となるわけです。

 

 私との会話に限らず、人との会話の中で、相手が話しているのに、自分が自分がと一方的に話したりしていると、相手の言おうとしている意味も理解できません。ここを直さなければ、ものを覚えることもできませんし、気づきを得ることもできなくなってしまいます。

 

 自分は「表現ベタ」かもしれないと少しでも思ったなら、その欠点を認め、直していけばいいのです。人との関係を育むには、何といっても会話です。言葉が大切です。そのことをしっかりと頭に入れ、行動してほしいものです。

 

 まずは聞き上手を目指し、相手の言葉を最後まで聞くように心がけ、相手の心も理解できるように訓練すべきだと思います。

  

 

 

 

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