本日は、人生を豊かにするためには欠かすことができない、「自分自身(心)の磨き方」についてお話をしようと思います。
自分の磨き方というのは、なにも「これ」と決まったものがあるわけではありません。考え方次第で、運動も、芸術も、読書も、いろんな物事を通じて「自分自身を磨く」、つまり自らの“心”を成長させることができます。
人が“何か”に取り組むとき、そこには理想像や目標を定めていると思います。「よし、やるぞ」と決心をしてストイックに理想や目標に向かっていくのは大変結構なことだと思いますが、極端に根を詰めすぎるのは危険で、実はここに落とし穴があるのです。
どういうことかといいますと、真面目な人であればあるほど、目指す“結果”を大事に考えすぎてしまい、「結果がすべて」「失敗は許されない」といったような極端な価値観に支配されてしまい、真面目であるが故に悪い挫折の仕方をしてしまいがちなのです(真面目を否定することとは意味が違います)。
これはスポーツや勉学に限らず、「性格の欠点を直す」ことや「魂を磨く」ことに関しても同様です。真面目な性格であるが故に陥ってしまう袋小路があり、そのために挫折してしまう人が実に多いのです。
今回、私がお話ししたいのは、自分自身を磨くことに際して「結果ばかりを求めすぎないように」ということです。極端を避けて、バランスを保ち、過程も大事にしていただきたいのです。「毎日、焦らず、一歩ずつ」です。どういうことか、ご説明いたします。
たとえば、人からのアドバイスや指摘を素直に聞けない“我の強さ”という欠点を抱えている人がいるとしましょう。
そして、その人は自分の欠点に気づき、「直す」と心に決めたとしましょう。すると、その人は日々の生活の中で事あるごとに自分を見つめ直しますから、相手に対する言動に注意するのはもちろんのこと、自分の“思考” にも意識が向くようになり、「矯正しよう、直そう」と、自分を律して変わっていこうとします。
そういう意識で生活ができるようになると、「いつもなら我の強さが邪魔をして衝突してしまう場面でも冷静でいられた」とか、「相手の考えを受け入れられた」など、生活のあらゆる場面において、欠点を律することができるようになるでしょう。
しかし、一度できたその瞬間から「欠点が完全に直る」ということはほとんどありません。自分を変えようという決意と意識により欠点を抑えることができるようにはなりますが、最初は抑えられない場合のほうが多いと思います。
性格の欠点は抱えているカルマに起因している場合が多いですから、根が深く、そう簡単には直らないのです。例えるならダイエットや勉強と同じように、毎日の積み重ねが大切なのです。
しかし、先にお話ししたように、真面目でストイックな人であればあるほど失敗によるダメージが大きく、ひどく落ち込んでしまいがちです。
「一度できたのにできなかった。自分には無理なんだ」とか、「結局、性格は自分では変えられないんだ」とか、落胆して諦めてしまう人が多い印象ですが、これは実にもったいないと思います。せっかくいい方向に向かい始めているというのに、こんなにもったいないことはありません。
そうならないために、“過程も大事”にしていただきたいのです。なんでも物事は日々の積み重ねです。「三歩進んで二歩下がる」というたとえがあるように、一歩ずつ一歩ずつ、少しずつの歩を積み重ねて進んでいくものなのです。いきなり理想の自分にはなれません。まずはその過程で頑張っている「自分を認める」ことが大切なのです。
欠点のある自分を認め、同時に、直そうと毎日努力をしている自分も認める。
すぐにできなくて当たり前だし、できる日もあるし、できない日もある。
結果を急いで“極端”に走らないように“バランス”を保つ。
それでいいのです。
性格や心の変化は目に見えませんから、成長していることになかなか気づけません。でも、意識して生活することで確実に変わっていっているのです。
まずは、努力している自分を見つめて、認めてあげること。それが自分を変えるために本当に大切なことなのです。
「毎日、焦らず、一歩ずつ」です。
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