青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

受験期対策②

『受験期対策①』の続きです

 

 学歴をよくしたいというのは、子供に対する愛情のひとつであり、我が子の幸せを願う親の姿であることは理解できます。しかし、「勉強しなさい。勉強しなさい」と言われ、高学歴になることだけを望まれてきた子供が、人間としていちばん大切な情緒や、相手の気持ちを理解できる心を持った人間に育つことができるでしょうか。

 

 そういう方は、我が子をなんとか出世コースに乗せることだけに躍起になり、中学に入るならこの学校、高校ならここ、さらに、大学なら第一志望はここがいいだろう……などと子供の気持ちを考えずに、自分が思い描いたレールの上を走らせようとします。

 

 しかも、親の言うことを聞いていれば間違いないのだからと有無を言わせず、「期末試験で順位が下がったのはなぜだ」「あれだけ言ったのに、なんで数学の点数が下がるんだ」などと、頭ごなしにがみがみとうるさく小言を言ったり、怒ったり怒鳴ったり……。親の権限を盾に圧力をかけていきますから、子供はたまったものではありません。

 

 子供の心の中にも、頑張ったけれども目標を達成できなかった無念さがあることを、親自身わかっているのでしょうか。

 

 そのように、子供の立場になってものを考えて言葉をかけてあげないと、子供もまた人の気持ちを理解できない、自己中心的な人間に育ってしまいます。そのことに、親は気づかなければいけないのです。自分が子供の頃を思い出してみてください。どんなに頑張っても、達成せきなかったことはあるはずです。

 

 親に圧力をかけられてストレスを溜め込んだ子供が、そのうっぷんを晴らさんがために万引きなどの非行に走ったり、あるいは、プレッシャーに負けてうつ状態になってしまうケースもあるのです。

 

 子供がそこまで追いつめられても、自分の間違いに気づかない親もいます。以前も、そういうお悩みで相談にみえたご夫婦がいました。

 

 相談内容を聞いてさっそく透視してみますと、連日深夜まで勉強して疲れている子供に、テストの点数のことで怒鳴っている父親の姿が視えました。そこでご主人に、

 

「今、精神科に通っている息子さんに、あなたはどんな態度で接してきましたか? 子供の気持ちを考えずに、成績ばかり気にして怒っていたのではないでしょうか」

 

 と話しますと、ご自身の子育てを否定されたように感じたのでしょう。怒りに燃える目で私をにらみつけてきました。私はただ誤りに気づいて、理解し、直していただきたい一心でお伝えしているのですが、

 

「怒るのは息子の将来のためなんだ」

 

 の一点張りです。さらに、

 

「私は教師なんだ。育て方を間違うわけがない!」

 

 と怒鳴るばかりで、素直に話を聞いてくれないのです。

 

 実は、そういうふうに子供を育てる親は、ご夫婦とも、あるいは、どちらかが社会的ステータスが高い職に就いている場合が多いのです。

 

 そういった方は、高いプライドや強い信念があるため、それがかえってご自身の子育てでは仇となりやすいのです。

 

 このご夫婦の場合、共に教師をされていました。そして、私の言葉に納得してはくれませんでしたが、帰り際に奥さんが私の本を購入していかれました。

 

 その後、このご夫婦は1ヶ月後に再びおいでになりました。見ると、表情がふたりとも柔らかくなっていました。そして、ご主人が開口一番、

 

「この間は怒鳴ってしまい、恥ずかしい限りです……。あれから考え込んで、木村さんの本を何度も読んでみたりして、自分たちの愚かさや余計なプライドを持っていたことを反省しています。

 子供のことを大切に思って一生懸命に育ててきたつもりが、教師というプライドから、いつの間にか子供の心を考えず、いい成績をとらせることだけが頭の中にあったように思います……」

 

 と言うのです。聞けば、私に怒鳴った手前、奥さんにも隠れて、私の本を読んでくれたのだそうです。しかも、二度三度と繰り返し読まれたそうです。

 

 私はこのご主人のお話を聞きながら、神から与えられた「任務」をひとつ全うできた、と感じておりました。

 

 教育の現場にいても、職業上の教師という立場と、家での父親(母親)としての立場はもちろん別物です。それを十分に理解していなかったために、息子さんにこうした問題が起きてしまったのです。

 

 家族として温かい心の交流も持たず、家の中でも教育者として君臨していると、大事なことを見誤ってしまうのです。

 

 それに、心のことをおざなりにして詰め込み式の勉強で学歴ばかり高くしても、心の成長(人間性)が伴っていなければ、やがて社会に出たときに通用しなくなるのです。

 

 また、今は変化の激しい時代です。この大学に入れば安心、この会社に就職すれば一生安泰などという考えはもはや時代遅れではないでしょうか。

 

 そういったことにも気づける、正しい知識と判断力のある親となることは、子供の幸せのためでもあるのです。

 

 

 

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