青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

キャリアウーマンと専業主婦

 ひと昔前と比べて、女性の生き方の幅や選択肢は大きく広がりました。今は女性の社会進出も進んでいますので、プロジェクトのリーダーとして、また、課長や部長として部下を従えて仕事をする女性も大勢いらっしゃいます。女性社長として活躍していらっしゃる方と出会うことも多くなりました。

 

 独身であれば、夫や子どもの世話に時間をとられることがありませんので、仕事に集中でき、その分、キャリアアップしていくことも可能でしょう。

 

 家庭もあり、仕事もあるといった生活の場合は、何かと苦労もおありかと思いますが、いずれにせよ、友達づき合いや趣味や旅行、遊び、また、女性らしく過ごす時間も大事にしながら、さらなる知識吸収のうえ、自分の選んだ仕事の場で能力を思う存分に発揮していただきたいと思います。

 

 昨今では、結婚後も家事や子育てを両立させながらキャリアを積み重ねていく女性も特別な存在とは言えなくなっています。

 

 働く理由は人それぞれですが、私は共働き自体には賛成です。ただし、既婚女性が仕事を続けていくには、まず、ご主人の理解と協力が大切なのは言うまでもありません。自分ひとりで子育てや家事の一切をこなしていると、やがて負担が大きすぎてイライラが高じ、それがもとで会社や家族、友人との人間関係で支障をきたしてしまう例も数多く見ています。

 

 ただ、ご主人に協力を頼む表現の仕方に問題がある場合があります。「働いてあげているのに、なんで協力してくれないの!」などと言ったりしては協力する気も失せるというものです。ふたりの未来の目的は幸せになることですから、賢い妻であり女性として、ご主人が気持ちよく協力できるよう、“話し方、頼み方” に気を配ってみて欲しいのです。ご主人も内心では、妻の頑張る姿を見て感謝しているはずなのですから。

 

 また、共働きですと日々、ストレスもたまりがちでしょうが、“怒る妻”“怒りが先立つ妻” になっていると、ケンカが絶えないということにもなりかねません。こういうときも、やはり未来を念頭に置き、やがて迎えることになる老後を今からしっかり視野に入れて “勝つためだけのムダなケンカ” は避け、夫があとから気づいたときに、「あのときは妻に上手に誘導されたな」と思うように日々の会話を工夫して欲しいと思います。そのような賢い女性であるためには、正しい判断力、知識があってこそ、ということも忘れないでください。

 

 また、いくら夫婦とはいえ、言っていけない言葉というものがあります。

 

「私が働いているから、今の生活を保っていけてるんじゃないの」

 

「この車だって、私が働いているから買えたんでしょ」

 

 などは、たとえ売り言葉に買い言葉といったやりとりの中のひと言であっても絶対にいけません。このような妻の言葉で離婚に至るケースも決して少なくありませんので、気をつけなければいけません。

 

 ここで、ひとつの例をご紹介しましょう。キャリアアップしたりお金を稼ぐことに熱中しすぎて、知らぬ間に夫や子どもをないがしろにしてしまったケースです。

 

 そのような人は、やがて定年を迎える頃になって、私のところに相談に見えることがあります。

 

 仕事一直線で過ごしてきた頃とは打って変わって、生気がない姿で語る内容とはこういったものです。

 

「私はこれまで人の何倍も仕事を頑張ってきました。大変なこともありましたが、主人より稼ぎは多かったと思います。

 

 ただ、がむしゃらに働いているうちに、いつの間にか夫の心も子どもの心も私から離れていました。地位やお金を手に入れた代わりに、私はもっと大切なものを失っていたのです。そのことに、定年を迎える今になってやっと気がつきました。

 

 若い頃は働くことに夢中で、地位やお給料が上がったといっては喜び、有能だと言われることに満足して周りが見えませんでした。それが今では、家族とは縁が切れ、友達も去り、手許に残ったのはお金だけです。誰のために歯を食いしばってあれほど働いたのか、なんのためにあんなに残業したのか……。

 

 そんな悔恨の念ばかりが募る今は、ただただ虚しくて、毎日、死にたいと考えています」

 

「過去、現在、未来」ということを考えないで生きていると、取り返しのつかない後悔を残すことにもなってしまうのです。

 

 既婚者でキャリアウーマンを自認している方は、今だけでなく先々のことを踏まえ、家庭と仕事のバランスというものをしっかり考えていただきたいと思います。

 

 では、専業主婦の女性の場合はどうでしょうか。家事というものはきりがありませんから、手をかけようとすればいくら時間があっても足りないくらいでしょう。

 

 ですから、まずは日々の生活の中でもっと頭を使ってみてください。

 

 私が専業主婦の方に「もっと勉強してください。本を読んでください」と言うと、「忙しくて、そんな時間はとれません」というような返事が返ってくることがあります。しかし、ちょっと厳しい言い方になりますが、時間は作るものです。頭を使って、時間を作ることを考えてみてください。

 

 まずは、買い物や料理、掃除など、一日のうちで何にいちばん時間を取られているかを調べ、知恵を使って効率化を図ってください。

 

 たとえば、夕食作りに時間がかかっているなら、時間を短縮するにはどうすればいいのか……と知恵を絞っていくのです。ご主人の帰宅時間に合わせて、熱いものはできたての熱々を食べてもらいたい、という気持ちはわかりますが、朝食を作るときなどにご飯のおかずの下ごしらえを簡単にしておくとか、だし汁を作り置きするなど、ちょっと知恵を使えばいくらでも時間を短縮することができるのではないかと思います。

 

 そして、空いた時間に本を読んだりすれば人としての幅も広がりますし、ご主人との会話の中身も変わってくるはずです。

 

 

 

 

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