青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

幼い頃から娘に伝えるべきこと

 まず、子どもが幼い頃からしっかり教えてあげて欲しいことは、挨拶と礼儀作法についてです。当たり前のことだと思うでしょうが、こうしたことは当たり前すぎて逆に忘れてしまうことも多いのではないでしょうか。

 

 挨拶については「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」といった日常のものだけでなく、何かもらったときは「ありがとう」、悪いことをしたときは「ごめんなさい」。これは最低限のものだと思います。

 

 お辞儀の仕方も、和室であれば正座をして、ちゃんと両手をついて挨拶するとか、洋間の場合でも、持っているものを横に置き、椅子から立ち上がってお辞儀をするなどは、当然と思っていても意外とできない人が多いものです。

 

 たまに、ペコッと頭だけを下げてお辞儀をしたつもりになっている人を見かけますが、大変、見苦しいものです。こうしたことも小さな頃からの積み重ね。習慣となれば、子どもが大人になってから、自然と身のこなし方に現れるのです。

 

 反面、私は娘に対し、この仕事が忙しいために何も教えてやることができなかった “ダメ親” の見本みたいなものでした。心ではいろんなことを教えてあげたくても、何ひとつしてあげることができなかったのです。

 

「幼い頃から」などと、とても活字にできる親ではなかったのですが、せめて若い方々が何かのお役に立ててくだされば、うれしく思います。

 

 礼儀作法については、最近は特に日本の古き良き伝統というものが失われてきているように感じています。

 

 たとえば、お年玉。目上の人からものを受け取るときに片手で受け取る人がいますが、これはとても失礼なことです。

 

 お年玉をもらうときには両手で受け取って「ありがとうございます」というのは基本です。また、相手の方はお年玉をあげるつもりで来ているのですから、「いいです、いいです!」などと言って頑なに拒否するのも見苦しいことです。素直な気持ちで受け取り、お礼を言う。そして、親はあとで何かの形で相手の方にお礼をする。こうした “人間のおつき合い” の意味を教え、素直に喜んで受け取るようにするのはとても大切なことで、子どもはそうしたことからおつき合いの意味を理解していくのです。

 

 小さい頃から身につけたいものには、食事のマナーもあります。“間違った箸使い” というものもいろいろとありますから、特に綺麗なお箸の使い方はきちんと教えてあげて欲しいものです。

 

 たとえば、お箸の先についた食べ物やソースなどをぺろぺろと舐める。“ねぶり箸”。お箸を握って持つ “握り箸”。器をお箸で引き寄せたり移動させる “寄せ箸”。お料理をお箸で刺して食べる “刺し箸”。器の料理のどれを取るかを迷い、いったんつかんだものを放して、また別のものを取る “迷い箸”。お箸を噛む “噛み箸” などがありますが、これらはすべてマナー違反です。事あるごとに正してあげると、自然と覚えていくと思います。

 

 また、和食の場合、ご飯茶わんやお椀はきちんと手で持って食べるということも、教えてあげたいマナーです。

 

 当たり前のことばかりと思うでしょうが、つい先日も、このようなことがありました。

 

 あるお嬢さんがお見合いをしたときの話です。有名大学を出て就職先の会社も一流企業というエリート。見た目もかわいらしい女性です。

 

 そのお嬢さんがお見合いの会食の席で、食事中ずっと背中を丸めていたそうです。ご飯茶わんもお椀も手に持たず、テーブルの上に置いたまま片手で食べていたということです。

 

 結婚を視野に入れている男性は上辺のかわいらしさよりも、生活を共にする妻としてふさわしいかどうか、という目で女性を見ますから、こんな品のない女性とは一緒に暮らせない、ということで断られたそうです。

 

 箸使いや食器の扱い方などは、小さい頃から続けているとクセになり、大人になってからも、いざというときについ出てしまうもの。直そうと思ってもなかなか直せないものですから、小さい頃からきちんと教えてあげることが大切なのです。

 

 それから、こどもが幼稚園でケンカをして帰ってきたようなとき、多くの親は勝ったと聞くと喜び、負けたと聞くと「どうして負けちゃったの!」と問い詰め、子どもの気持ちも考えずに大声を出したりしてしまうこともあるようです。

 

 私もこの仕事をしていなかったら、そのような傾向になっていたのではと苦笑しております。勝ったからいいわけでも、負けたから悪いわけでもない。どういう状況でケンカになったのか、そういうときはどうするべきなのか、過去・現在・未来のたとえ話などをしながら、きちんと話して子どもに理解させることが大切だと思います。

 

 子どもの未来のために、物事を正しく判断する力、人との接し方の基本というものを幼児の頃から教えてあげることは、母親としての大事な役割です。女性ならではの繊細な心遣いというものを、こういうところでも大いに発揮していただきたいものです。

 

 また、子どもがひとりでお使いに行けるようになったら、お金の価値についても教えてあげてください。

 

 子どもがお使いから帰ってきたら、レシートとお釣りをしっかり受け取り、一緒にお釣りを確かめるなど、「親はしっかりと見ているよ」ということを分からせておくことは、未来の非行を防ぐ基礎ともなります。月々のお小遣いを与える場合も、その金額の範囲でやりくりをさせるといった方法で躾けるといいでしょう。

 

 釣り銭が少額であった場合、お駄賃と称して子どもに渡してしまう親もいますが、これは好ましい躾ではないと思います。そういうことをしていると、子どもの心にお金に対するケジメというものがなかなか身につかなくなります。

 

 私のところには、大学生や社会人になった子どもの借金のことで相談に見える親もたくさんいます。

 

 そういう人は子どもが小さかったときに、自分のお財布ごと渡してお使いに行かせていたとか、お小遣いをあげていても、欲しいものがあると言われるたびにかわいいからと思って買い与えていたなど、お金の躾をしていない人が驚くほど多いのです。

 

 そのように小さい頃からお金に関してルーズな感覚が育ってしまうと、やがて困るのは子どもであり、そして親自身です。お金に対してルーズに育った子どもが作った借金の返済で苦しむ親の姿を、これまで何度も目にしてきました。

 

 また、子どもは親が教える以上に目で見て覚えますので、自身の生活態度にも気を配る必要があると思います。

 

 たとえば、キッチンで立ったまま何かを食べたり、夏で暑いからといって家で裸同然のような格好をするとか、ソファに寝そべってテレビを見ながらお菓子をぼりぼり食べるといったことをしていると、いくら口で教えていても、子どもは必ず真似をします。つまり、だらしない生活習慣が身についてしまうのです。

 

 子どもには「やってはダメよ」と言っておきながら、自分がそのやってはいけないことをしていては、子どもは親の言うことを聞かず、逆にその真似をしてしまい、生活の緊張感さえ子どもは失っていくことになってしまうのです。

 

 子どもが思春期と言われる年頃になってきた場合は、教え方にも工夫が必要になってきます。

 

 娘さんがその年頃になると、生理のことや異性との交際のこと、将来のことなど、子どもに教えていくことの範囲も広がっていきますが、教え方を間違うと子どもの心に反発心が高まってきます。

 

「これをしてはだめ! あれをしてはだめ!」と「ダメ! ダメ!」ばかりのやり方は、親は教えているつもりでも、子どものほうは注意をされてばかり……と受け取ってしまうのです。

 

 親としては、我が子のために女性として正しく生きる道など大切なことを教えているつもりでも、頭ごなしに押しつける言い方や命令形の口調になってしまっては、せっかくの教え、親の思いというものが娘さんの心に届かないのです。

 

 子どもが反発ばかりするようなときは、果たして自分は子どもが理解できるような教え方をしているか、ということを省みてみるといいでしょう。子どもとの会話を通して、人生の先輩としての教えをしっかりと伝えていける母親になって欲しいものです。

 

 “育ちのよさ” という言葉がありますが、これは裕福な家に生まれて何不自由なく豊かに暮らした人のこと言うのではなく、きちんとした躾を受けて育った人のことを指す言葉だと思います。

 

 目上の人に正しい敬語を仕えるとか、食事のマナーが身についているとか、礼儀正しく振る舞えるといったところに “育ちのよさ” というものがにじみ出るのです。

 

 いわば、子どもの頃にしっかり躾けられたことは、子どもにとっては一生の財産にもなるものですから “かわいいかわいい” ばかりで曖昧にせず、大切なところはしっかりと教えて育てることが大切です。

 

 そのような育て方は、我が子が将来、非行に走ることを防ぐことにつながります。なぜならば、生活の中にほどよい緊張感があり、しっかりした判断力を持った親の教えを守り育った子は、たとえ貧しい家庭や片親であっても、人への思いやりを知り、忍耐力も養われつつ育つからです。

 

 

 

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