青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

芯がある人と頑固な人の違い

 芯がある人、ブレない人などは見ていて気持ちがいいものですし、信頼感、安心感もあると思います。しかし、ここでのお話は“変化できる強さ”です。これでは、芯がある人、ブレない人とは相反するものだと思うかもしれません。

 

 ここでお伝えしたい“変化できる強さ”というのは何かというと、“臨機応変に対応できる力”のことです。これは、“芯がない”とか“ブレる”とはまったく意味が違う、人生を楽しく生きていくための方法です。

 

 ではまず、芯について考えてみましょう。

 

 芯がある人というのは、自分が生きていくうえでの“基準”を持っています。そして、その基準は本質を得ているものです。その本質は何かというと、人として生きていくうえでの基本的なことが多いようです。たとえば、人に優しく自分に厳しく、人には寛容であれ、いつでも笑顔などで、良好な人間関係を築けるように他人に対する思いやりを基準として持って生きています。そして、そんな人たちは特段それを意識せずとも、自分の血となり肉となっているので、自然に振舞うことができます。

 

 ただし、もちろんはじめから芯のある人間だったわけではないでしょう。生きていく中でいろんな失敗をくり返し、いろんな知識を吸収し、その中から拾いあげてきた答えで、さらにくり返しくり返し事あるごとに自分に言い聞かせてきたからこそ“今”があるのだと思います。

 

 では逆に、頑固と言われる人について考えてみましょう。

 

 頑固な人も、ある意味では芯のある人と言えるかもしれません。しかし、その芯は相手のことを考えた思いやりからくるものではなく、自分本位なものでしかありません。相手のことよりも、自分を優先してしまう基準を持っているのです。

 

 人より自分を優先してしまうとある問題が生じます。それは、人からの意見を聞き入れられなくなってしまうことです。

 

 人からの意見は宝です。人間はひとりひとり違う視点で世界を見ていますから、自分では考えもしなかった視点を人の意見から知ることができるため、それだけ世界が広がります。また、私がずっと言っている知識を得るということにもなるのです。

 

 世の中の人がどんな考えを持って生きているかを知るのは、幸せに生きていくためには欠かせない知識です。私たちは人間関係の中で生きていますから、周囲の人がどんな考えなのかを多く知っているということは、それだけ対応できる幅が広がるということです。つまり、円滑な人間関係を築けることに繋がるのです。また、世の中には人の数だけ考え方があることが実感として分かれば、それだけ人に寛容になれて、受け入れることができるのです。

 

 このような本当の“芯”を持っている人は、土台がしっかりしているので場面場面では臨機応変な対応ができ、人の意見も柔軟に取り入れることができるので、時には自分の考えもすぐに変えることができます。それでも芯がある人と見られるのは、その芯が本物だからなのです。人への思いやりがある芯を持っている方は、何をやっても大丈夫。すばらしい人間関係を築いていくことができます。

 

 とはいえやっぱり、自分より人を優先することが怖いという方もいるでしょう。しかし、それは“自分より人を優先することで幸せになれる” “人との交流の楽しさ、ありがたさ”という知識、経験がないためです。そういう方は、思いやりを持って自分より相手を優先してみてください。しばらく続けていれば、その意味が実感できると思います。

 

 一度、そういった経験をすることができれば、“自分より人を優先することで幸せになれる”という知識の積み重ねによって心を作り上げ、自分の生き方に役立てることができます。これが、気づきの道です。

 

 そして、気づきの道を自分で実感することができたならば、それを周囲の人にも伝えてあげてください。その連鎖によってどんどん気づきのすばらしさが広がっていき、多くの人が幸せを手にできるはずです。

 

 

 

 

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