職場の環境や上司との関係が悪いことを理由に会社を辞めたいと思っている人は少なくありません。
しかし、例え上司に問題があったとしても、その上司に見合ったカルマの共有者が部下になっているのです。
職場の人間関係も、家族と同じようにカルマを共有する修行仲間であり、そこにお互いの課題や学びがあります。
つまり、魂の世界から見たら、その仕事や立場を通じて、それぞれに自分の不足や欠点に気づいて直し、また人の役に立つことによって心を磨き、魂を向上させていくのです。
そう考えるならば、程度の問題はあるにしても、上司の問題を反面教師として捉えることによって、何事も自分自身の学びになるのではないでしょうか。
やがて上司の立場になった時に、自分の部下から果たしてどれだけ信頼され、「良い上司」だと心から言ってもらえるか?
部下はそれを自分の課題として、上司の立場を理解してあげることも大事です。
それには、仕事上の能力はもちろん、心をも磨いていく必要があるでしょう。
仮に上司の部下との接し方などが間違っていたり、自分が嫌だなと思うことは自分もそういうこと(行動)はやらないようにする。さらに一歩進んで、「なぜ問題なのか?」「ではどうするべきなのか」と深く掘り下げて考え、自分自身の判断力を高め、心の向上へとつなげていく。そのような姿勢がかけがえのない財産となるはずです。
上司にとっては、会社の上層部からの指令を受けて成績を上げたり、結果を出さなければいけないというプレッシャーもあるでしょうし、自分の性格やコミュニケーション能力の問題もあるでしょう。それらを部下である立場の人が認識してあげる必要があるのも忘れてはいけないことです。
一方、上司にも、部下に対してどれだけそれをよく理解してもらうかという努力や工夫がが求められます。
これは嫁と姑の関係にも通じることですが、上司はかつて自分が部下であったことを思い出して、部下にすぐに結果を期待し過ぎたり、口うるさく小言を言うのではなく、成長を見守りながら、要所要所で部下が理解しやすいような指導をする。
それには一方的な指示や評価を下すだけでなく、部下の意見にも耳を傾け、気持ちをくみ取りながら、きちんと言葉にして意思の疎通をはかることが大事です。
それを忘れずに、お互いに、今、与えられている仕事に誠心誠意励んでいただきたいと思います。
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