青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

失われつつある品格やマナー 

 周囲に対する配慮に欠けていて、そこに気づいていないから、マナーやエチケットが守れないのでしょう。だから、それを指摘されても「えっ、何で?……」と、自分には何の落ち度もないと開き直れるのかもしれません。

 

 ここに気づきの難しさがあります。

 

 マナーやエチケットは、周囲への気配りとして昔から守られてきた生活上の良き習慣です。

 

 例えば、以前、相談に来られたある会社の社長さんが、ハンカチを持たない社員が多くて困っていると言われたことがありました。

 

 その社長さんが気になって調べてみたら、各支店を含んだ全社員四百数十名のうちの三分の一ほどがハンカチを持ち歩かないことがわかったそうで、「どういう神経かわからない」と嘆かれていました。

 

 確かに、最近はペーパータオルやジェットタオルと呼ばれる自動送風機で手を乾かすという人もいるでしょうが……。

 

 それにしても、外出時には、ハンカチを持って出かけるのが社会人としてのマナーであり、昔から親は必ず子供にハンカチと鼻紙を持って出るように促していました。

 

 また、私たちより少し前の世代の方々は、外出する時などには必ず風呂敷を持って出たものです。

 

 訪問先に手土産を届けたり、反対にいただいたり、途中で買い物をすることもあるかもしれません。季節によっては外出してから上着を脱ぎたくなることもあるでしょう。

 

 そんな時に風呂敷があれば、バッグの代わりに物を包んだり、持ち運ぶことができます。

 

 風呂敷はいろいろな用途に使える便利さがあり、また最近になって、使い捨てのレジ袋代わりのエコバッグとして見直されているとも聞きます。

 

 これはほんの一例で、些細なことのように思われるかもしれませんが、さりげない気配りはこのような小さな所作に現れるものですし、周囲への思いやりが創意工夫を生み、知識を増やすことにもつながるのです。

 

 マナーやエチケットを守ることは自分のためだけでなく、人と良好な関係を築くための思いやりであることを、若い世代に伝えていく必要があるように思います。

 

 最近気になるのは、例えば、会社の応接室や接待場所の料理店などで上座・下座の区別がつかない若い人が増えていることです。

 

 目上の人やお客様が座る席が上座、目下の人や接待する側が座る席が下座で、上座の方がより心地良い席になります。

 

 ですから、接待をする場合などは、いつもお世話になっているお客様や得意先の人など、立てるべき人をまず上座に案内してから、接待する側が下座に着くのがマナーです。

 

 これは形式にこだわるというのではなくて、もてなす側の感謝の気持ちをきちんと形や態度で示すということです。

 

 もてなす側が、誰をどこに案内すればよいかがわかっていないとなると、接待を受けるお客様がどこに座ればいいか困ってしまいます。

 

 また、会席の際などは、接待したお客様に「何になさいますか?」「これなどがお勧めです」などと最初にお聞きして、出てきたお料理にも、お客様が手をつけた後でもてなす側が箸を取るのが礼儀です。

 

 なのに、お客様より先に「私はこれをください」などと自分の注文をしたり、料理に先に手をつけてしまうなど、全く自分の立場をわきまえていない場合も見られます。

 

 例え悪気はなかったとしても、常識をわきまえた人からすると、「この人はマナー知らずだな……」と内心、幻滅されてしまうでしょう。

 

 このようなビジネス上のマナーも、昭和の時代なら当たり前のことでした。

 

 マナーをわきまえている人が、ちゃんとした大人として認められていたのです。

 

 ところが、時代が変わって、物やお金中心の社会になるにしたがって、このような心のあり方を示す品格や美しい思いやりのマナーが失われてしまってきているように感じます。

 

 単に形式にこだわるということではなく、相手を敬い、相手に感謝の気持ちを示すことがマナーの基本。ですから、古くさいといった問題ではなく、とても大事な慣習としてぜひ引き継いでいっていただきたいものです。

 

 それがしっかりできる人が、社会人としても信頼され、良好な人間関係を築けるのですから……。

 

 

 

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