青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

自分本位に気づけるかどうか

 母が霊能者として働いていた時代は、まだ霊能者に対する偏見が強く、さまざまな嫌がらせを受けることもあったそうです。それでも生真面目な母は、周囲の人たちと争うことなく懸命にお役目を果たし、仕事は多忙を極めていました。

 

 母は、神との会話について親として教えることは、教えたくても何一つないと言います。それは「教えて透視ができる訳ではなく、神のみが与えること」だからでした。

 

 私は子供時代からの仕事の過酷さを見てきたための人間不信もあって、霊能者として働くことを何年も拒んでいました。

 

 神から与えられた使命の大切さを直視できず、死を覚悟するほどだった辛い日々を優しく支えてくれたのも母でしたし、時には厳しく諭してくれたのも母でした。

 

 他人を批難することなく神との約束を果たすため、また自分自身を律して正しい判断力を養うために日々学んでこられたのも、子供の頃から常に私の話を聞き、私の気持ちを一番に考え、理解しようとしてくれた母のお陰だと思っています。

 

 新しく始める商売について神様の意見を聞きたいと、中年の女性が神殿を訪れました。しかし神からのメッセージは、彼女の自分本位な性格が災いし、スタッフと不和が生じるため商売は失敗するというものでした。

 

 「スタッフも私についてきてくれると言ってるし、統率力も決断力も判断力もあります。店が上手くいかないワケがありません」

 

 ご自分から相談にいらしたにもかかわらず、神の言葉を無視し、すでに答えが出ているかのように捲し立てる彼女の態度に、私はとても悲しい気持ちになりました。

 

 一見、ポジティブに思える自己主張の強い断定的なもの言いは、実のところ自分の目線からモノを見ているに過ぎず、とても狭い範囲でしか状況を理解できない愚かな行為にほかならないからです。

 

 「あなたは一緒に働いている人がついてきてくれるとおっしゃっていますが、本当にそう言い切れますか? 彼女たちは、いつも自分の意見を曲げず、何でも思い通りにしようとして聞く耳を持たないあなたに対し、まともに話をするのも面倒だと思っているようですよ。あなたの商売話にも適当に返事をしているだけのように見えますが、彼女たちが何を考えているのか一度でも思いやったことはありますか?」

 

 私を通して神が見せてくれた真実を伝えました。彼女は自分の言葉の強さと我の強さによって周りの人間を従わせているだけなのに、「私はできる人間、統率力のある人間」と勘違いしていることに気づかなかったのです。

 

 「私は小さな頃から母親に、自分に主義主張を曲げるのはいけないことだと教えられてきたんです。自分の意見に固執してなにかに失敗しても、母の叱責から逃げるため、結果のよくないことは周りの人のせいにして、その人たちの心の中など見る余裕はありませんでした」と初めて心の声を聞かせてくれたのです。

 

 彼女は躾の厳しい母親から体面を保つための方法ばかりを教えられ、一番必要な他人を尊重する心を学ばずに大人になってしまった。叱られる恐怖で萎縮した心が、他人を思いやる気持ちを打ち消してしまった。身近な人が自分を理解しようと努めてくれることが、素直な気持ちで相手を思いやれる心を育むのだと、あらためて思えるご相談でした。

 

 自分の日頃の態度に気づき、相手の気持ちを思いやる大切さを知った彼女には、きっと周囲の景色も違って見えることでしょう。気づくことで新たな進むべき道が広がっていく。良いご縁を広げていくことは、自分自身の気づきから始まるものなのです。

 

 

 

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