青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

良縁を結ぶきっかけ

 以前のブログで、「お礼状は“先ほどは”で始めるといい」というお話をしました。これは少しでも早く自分の気持ちを伝えることが、相手の方への感謝を表現する最良の方法だと思うからです。

 

 また、急き立てるわけではありませんが、何事も早め早めに対処して悪いことはありません。とくに感謝やお詫びなどといった心情が絡んでくるものほど、常に早めの行動を心がけるといいでしょう。

 

 それは文章に限らず、会った人に直接伝える言葉であっても同様のことが言えると思います。例えば初めてお会いした方と、どうしても「この縁は繋ぎたい」と思った時には、別れ際の挨拶で「また必ずお目に掛かりたい」という気持ちをストレートに言葉で伝えること。押し付けがましくならない程度に気持ちを込めて伝えれば、良縁を引き寄せるきっかけにもなるでしょう。

 

 私は自分の結婚相手である主人を、神様から紹介されたという経験を持っています。これまでにも何度かお話をしているので、経緯を知っている方は数多くいらっしゃいますが、いきなり神と母から主人に手紙を書くようにと言われた時は、「頭のおかしい女」からの手紙だと思われるんじゃないかと心配ばかりしていたのを覚えています。結局、最初は完全に無視され、次に母から「神様が電話をしてみなさいと言っている」と言われ、考えた末、ようようの思いで電話したものの、用件も言わないうちに電話を切られてしまいました。もちろん普通に考えれば、これが当たり前の反応なのです。

 

 ところが今度は、神様が一緒に行ってくれるので、家から車で二時間かかる主人の会社の近くに直接行ってから電話するようにとのメッセージが。母は心配しているはずなのに、きっと嫌がられるだけだろうと二の足を踏む私の背中を押してくれたのです。

 

 人の縁とは、「好き」という気持ちだけでつながるものではない。添い遂げられる固く結ばれた縁もあれば、良いと思っていても深まることなく結ばれない縁もある。神のメッセージを伝えてくれる母の言葉が、私の心深くに刻まれた瞬間でした。

 

 初めて主人と会った時、これまでの経緯を全て正直に話したことがきっかけとなって互いに打ち解け、その後、手紙や電話でのやりとりをするうちに、ゆっくり信頼関係が築かれていきました。別れ際に、お土産といって主人が渡してくれたマスカットの甘さは、今も私の素敵な思い出になっていますが、やはり互いが素直になれたこと、そして自分たちの気持ちを正直に表現できたことが、主人との良縁を深いものにしてくれたのだと今も思っています。

 

 誰かに「縁を繋ぎたい」という思いをストレートに表現されるのは、どんな場合でも嬉しいものです。面と向かって言うのが恥ずかしいという気持ちもあるでしょうが、チャンスは待ってくれません。勇気を振りしぼって発した「また会いたい」の思いを込めた言葉は、きっと良縁を結ぶきっかけを与えてくれるでしょう。

 

 

 

 

「運命が丸裸になる」と、

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