青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

母と子が背負うカルマ

ひとくちに知識不足といっても、ピンからキリまであります。

 

例えば、田舎の子供にナスやトマトを見せて、「これはどこで採れるの?」と聞いたとすると、「畑で採れる」と答えるでしょう。

 

片や、都会の子供に同じことを聞くと、「スーパー」と答えるかもしれません。

 

これも知識不足ですが、その程度のことならまだ笑ってすませられる話です。

 

しかし、笑えない話がたくさんあるのです。

 

実際にこんな相談がありました。

 

小学校2、3年の子供がいるご家庭で、夜中にご夫婦が “夫婦関係” をもっているところを子供に見られてしまった。

 

子供は母親がいじめられているのかと思ったらしく、泣きながらいじめるのはやめてといってしがみついたら、父親に殴られ、怒鳴られてしまった。

 

やがて、高校生になったその子は遊びで男女関係を知り、退学になって、犯罪をくり返すようになります。

 

親がその子に注意すると、「親がしていたことをして何が悪い」と暴力をくり返すといいます。

 

これは親の不注意から起きたことですが、その時の子供への対応が間違っていたのです。つまり、子供の問題行動も、過去・現在・未来の流れの中で起きている。

 

そこを親は考えなくてはいけません。

 

子供の気持ちが理解できずに、後になって後悔している親がいかに多いことか…。

 

「自分の息子は50歳を過ぎたけれど、何度も刑務所に入っている」という親御さんから相談を受けたこともあります。

 

その母親は18歳で子供を産んで、自分の親に預けて育てたそうです。

 

若い頃はそれを何とも思っていなかった。

 

そして、それから何十人という男性とつきあった。

 

お金さえあれば何とかなるだろうと思って生きてきた。

 

ところが、息子は少年院に入るような事件を起こし、次から次に問題を起こしてついに刑務所に入れられた。

 

40歳頃になってやっと母性が芽生えてきた頃、初めて刑務所にいる息子に面会に行ったら、息子が「会いたくない。親じゃない」といって会おうとしない。

 

そこで手渡された1通の手紙には、小さい頃、母親が学校の参観日や運動会に来てくれなかった寂しさや憤りがびっしりと綴られていたそうです。

 

母親の愛に飢えた寂しさから非行に走っていたのです。

 

母親はそれから何度も息子と会おうとしたものの、結局会えずじまいで、いつの間にかもう70代になってしまった。

 

そこで彼女は初めて気づいたといいます。

 

自分は何と罪深い母親だったのか、と。

 

「ここに来たからといって、どうなるわけでもないことはわかっています。でも、神様にお詫びしたい。心からの懺悔をしたい。母としての愚かさが子供をここまで苦しめた!」

 

と、声にならないような激しいうめき声とともに泣き崩れて床にうつ伏せになりました。

 

その姿を見て、私もプロとして涙は見せまいと思っても、自然に流れ落ちる涙を止めることはできませんでした。

 

これも母と子のカルマです。

 

本当なら母親が40代、50代になる前に知識を得ていれば、もっと早く気づくことができ、両者のカルマも薄れていたかもしれません。

 

でも、自分のカルマの欠点に気づいて、この母親のように腹の底から反省することができれば、70代になってからでも決して遅くはないのです。

 

これでこの母親のカルマはきっと清算され、転生すればこれほどの苦しみはなくなるはずです。

 

大事なのは、いくつになっても自分の欠点、至らなさに気づき、それを改める素直さと勇気を持つことです。

 

 

 

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