青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

親が子に伝えること

親子の間でも、言うまでもなく多くのカルマが連鎖していきます。たとえば良好ではない夫婦関係を子供に見せていると、そういった良好でない関係性は親から子へと連鎖して受け継がれていきます。

 

非常に強い関係性で結ばれた親子という間柄で、親は子供に何を伝え、何を残していくべきなのでしょうか。

 

ここでは、その部分を前提に置いて、親子関係や子育てについてお話ししていきます。

 

たとえば親子2世帯が一緒に住む家庭が少なくなってきているように、親子の関係も時代の流れで変わっていくものです。

 

しかし、その中には “変えてはいけないもの” も存在することを理解しておくべきでしょう。

 

こんな相談がありました。

 

相談者は、 40代の妻と中学生の娘を持つ男性でした。

 

内容は、「夫婦の間で些細なケンカが増えてきて、どうにもすれ違いが多くなってきているので、この状態を改善したい」というもので、表面的には世間一般のどこの夫婦にもある話ではありました。

 

しかし、問題は相談者の男性とその妻だけの問題ではなく、娘も含めた親子関係にありました。

 

夫婦においては、長い生活の中で多少のすれ違いや意見の相違、夫婦ゲンカはどこの家庭にもあるものです。この夫婦は結婚20年ということでしたから、結婚当初はうまくいっていたのに、だんだんうまくいかなくなりました。

 

この家族の問題は、夫婦で起きた問題を、妻が愚痴をこぼすように娘に逐一話していたことでした。

 

「お父さんは、何も家のことをしてくれなくて……」

 

「あなた(娘)はあんな旦那さんをもらっちゃダメよ」

 

そのようなご主人に対する愚痴や文句を、頻繁に娘に話していました。男性は娘から、

 

「お母さんがこんなことを言ってたよ」

 

と聞いたり、妻が娘に自分の愚痴や文句を話しているところを目撃してしまい、それを知ったそうです。

 

親子関係は仲がいいほうがいいに決まっています。

 

しかし、それには「範囲」や「度合い」といったものがあることを忘れてはいけません。

 

週末になれば友達といるよりも、母親と一緒に遊びに出かけたり、“なんでも話せる仲” の親子を「友達親子」と呼ぶようになって久しいですが、親は親であり、子は子です。

 

どれだけ仲が良くなんでも話すような関係性だったとしても、友人関係ではなくあくまで親子関係ですので、“仲がいい” ことが必ずしも良いことばかりというわけではありません。

 

子供というのは、大人の何倍も感受性が豊かなことに加え、親が考えている以上に親に気を遣って生きているものです。

 

娘はなんでも話すような子だったようで、妻はそんな娘との会話が嬉しく、子供の成長と共に、会話の内容も多岐にわたっていきました。

 

娘がなんでも話してくれるというのはいいでしょう。

 

問題は母親です。

 

子どもが母親から父親の文句を包み隠さず聞かされるということ__。

 

自分も “娘の親” ですが、父親もかわいい “娘の親” であることを無視し、“自分だけ” 良い親でいればと思ってしまうとは……。

 

夫婦間の問題を親子間にまで範囲を広げて、子供にもその心配を広げてしまっていたのです。娘は嘘も真実も一方的な母親の言い分をずっと聞かされ続けたのです。

 

妻は夫婦間の問題ばかりを娘に話し、なんでも話せる友達のように接していましたが、娘が心の中で本当に望んでいるのは、友達のようなお母さんではなく、お父さんと仲のいいお母さんでした。

 

なんでも話し合える関係はいいことです。しかし、母親という立場を考えず、自分だけ言いたい放題では、エゴでしかありません。

 

父親も “親” であることを母親として十分、考えたうえで子供と会話をしなければ、「親子」としての信頼関係が崩壊してしまいます。

 

子供にとって、 “親” はかけがえのない存在であり、どんな親であっても “案ずる親” であることを忘れてはいけないと思います。

 

 

 

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