今は長生きする人が増えて、八十、九十代でも楽しく過ごされている人も多いわけですが、そこまでいく前に七十代の “健康の壁” があります。
つまり、老後の生活を考えたら、まず健康を維持するための知識と努力が必要です。
ですので、私たちも「夫婦でその壁をどう乗り切るか」についてよく話し合い、知識を深めながら、食事の内容を見直したり、二人で散歩に出るなどできるだけ運動することを心がけています。
健康管理は、かなりの部分は自分たちの心がけと努力次第でできるのに、それを怠っていると七十代の壁にぶつかってしまうかもしれません。
以前、不眠に悩んでいた七十代半ばの女性が相談に来られました。
病院でも原因がわからないとのことで、その女性は霊障のせいではないかと考えていたようです。ところが、透視をしたところ霊障ではなく、運動不足からリンパの流れが滞り、それが原因であることが神様のお諭しによってわかりました。
そこで、私は彼女に、リンパの流れをよくする体操をしたり、寝る前に入浴して身体を温めるようにお伝えしました。
ところが、数日後、彼女の息子さんから手紙が来て、そこにはこう書かれていました。
「霊障を取り除いてもらいたくて行ったのに、運動をしろとはどういうことだ? すぐに治せないなら意味がない」と。
このように、本人の努力によって改善できることもあるのにもかかわらず、自分の思い込みどおりの結果をすぐに出してもらいたいというのであれば、私も立場上困りますし、相談者の知識不足とも言えるのではないでしょうか。
健康問題についても、自分で知識を得て、できることは実践していく必要があります。
そして、老夫婦であれば、誰もが直面するであろうパートナーの死の問題があります。
ある日朝起きたら、どちらかが息をしていなかった……。当然、ショックで涙を流すでしょう。
しかしそうはいっても、いつまでも泣いてばかりはいられません。
そんな時、子どものお荷物になったり、しがみつかないためには、老後を迎える十年、二十年も前から自分の趣味や生きがいを持つことが大事です。
趣味も一つだけとは限らず、いくつか持っておいてもいいと思います。例えば、いくら本が好きだからといっても、毎日ずっと読書ばかりはできません。運動だけでもダメ。友達がいればいいと言っても、相手が亡くなれば……。
ですので、私は読書や運動以外の趣味を持つようにしています。
といってもなかなか時間が取れず、習得するのに時間がかかっていますが、「そんな暇がない」と言っているうちにあの世に行ってしまうので、諦めずに挑戦し続けているところです。
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