青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

思春期の娘に対する母親の役目

子供が女の子の場合は、思春期に入ると父親との関係に変化が出ることが多いのではないでしょうか。

 

女の子は生理が始まり、身体が性的に成熟していく段階に入ると、それまでは父親っ子だった娘でさえ、急に父親を避けるようになるなど、娘と父親の関係がギクシャクしていくケースがよくあります。

 

子供が思春期の時期というのは、それまで以上に家族との心の交流を持つ大切な時期であり、「お父さんにそんなこと言ってはだめでしょ!」とか、「思春期だからしょうがない」といった言葉で片づけてしまわずに、こういうときこそ母親の出番です。

 

娘としっかり向き合い、父親と娘の関係修復に務めるだけでなく、思春期特有の身体や心の変化のことを教えてあげる役目が母親には課せられているのです。

 

父親と娘の関係修復に関しては、私の知り合いでこんなふうに解決した方がいます。

 

その家は共働きのご夫婦と中学2年生の娘さんの3人家族。娘さんは父親っ子で、よくふたりで出かけたりもしていたそうです。

 

ある日、ご主人がしょんぼりした様子だったので、奥さんが何かあったのかと尋ねてみると、ご主人はこう言ったんだそうです。

 

「最近、娘が自分のことを変な目で見る。それに、避けているみたいなんだ。昨日は、声をかけたらムスッとした顔で見られてすごくショックを受けた……」

 

初めは勘違いだろうと思った奥さんは、娘さんの様子をそれとなく観察してみたそうですが、ご主人のことを明らかに避けていることがわかったそうです。

 

そこで奥さんがそのことを娘さんに聞いてみると、確かにそのとおりだと言うので、さらにその理由を尋ねてみると、

 

「最近、お父さんと話していると私の胸ばかり見るからイヤなの。それに、この間なんかはお尻をじろじろ見ていたのよ」

 

と言ったそうです。

 

娘さんが話している視線のことをご主人に確かめると、椅子に座ったまま立っている娘さんを見ると、最初は目線が胸の高さにいってしまうとのこと。また、お尻のことも、娘が最近、自分のことを避けているから、「なんでだろう……」と考えながらぼんやりと見ていただけで、別にお尻を見ていたわけではないということだったそうです。当然と言えば当然ですね。そこで奥さんはご主人に、

 

「あの子、今は年頃だし、お父さんの何げない視線でも、ひとりの男性としての視線に思えてすごく気になるの。だから今度から気をつけてあげてね。私からもあの子にきちんと話しておくから」

 

と頼み、娘さんには、

 

「お父さんはわざと胸やお尻を見たわけじゃないのよ。ほら、この椅子に座っていると目の高さがちょうどあなたの胸の高さになるでしょ。お父さんが椅子に座りながらあなたと話していたら、目線が上のほうにいくのは当然でしょ?ふたりで話しているのに、下を向いては話さないわよね。

 

お尻のこともね、あなたが最近、お父さんを避けるものだから、なんでだろうと考えながら、あなたの後ろ姿をぼんやりと見ていただけなの。

 

今、あなたは身体が変わってくる年頃よね。だから、そういうことが気になるのはわかるけれど、お父さんのことをそういう目で見るのは歪んだ見方だとお母さんは思うわ。

 

それにお父さん、あなたから避けれてすごくショックを受けて寂しいみたいよ。あんなに仲良かったのに、お父さんがかわいそうよ。よく考えてみてね」

 

と言ったそうです。すると後日、娘さんのほうから、

 

「よく考えてみたんだけど、やっぱり私の思い違いだったね。お父さんに悪いことしちゃった……あとで、ちゃんと謝らなきゃ……」

 

ということを伝えてきたそうです。

 

こういった具体的な会話を経て、後日、ご主人と娘さんは仲直りすることができ、娘さんが父親を避けることもなくなったそうです。

 

思春期に入った娘さんは、いわば、子供から大人への段階を一段上がったところです。自分自身、身体の変化にとまどい、胸のふくらみが気になって仕方がないときですので、ちょっと見られただけでも過敏に反応してしまうのです。

 

それは、身体が性的に成熟していく過程では当然のことなのですが、まだ精神的には子供ですから、娘さんにはそこまで理解できません。ですから、そういったことを母親がきちんと言葉で教えてあげることが大切なのです。

 

年頃になるとそういうことは誰でも気になる、ということがわかれば、娘さんも安心するでしょう。

 

思春期の娘と父親の関係が悪くなるということは、決して珍しいことではなく、よくあることです。そのとき、娘が父親のことを「汚い」「臭い」「いやらしい」などと言ったりすることを放っておかずに、きちんと会話をして正しい知識を教えてあげなければ、娘さんの将来、また父親と娘のその後の関係にも大きく関係してきます。

 

「思春期だからしょうがない」ではなく、物の道理をきちっと教えてあげることが大切なのです。

 

 

 

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