不幸は、いろいろなことに対する知識不足から起きています。
その知識には、自分自身の欲望も含まれます。
自分の欲望についてもきちんと理解をしておかないと、カルマの解消どころか、カルマの積み重ねになりかねません。
もちろん、人間である以上、食欲、性欲、物欲、金銭的な欲求、いろいろな欲があります。問題は、偏った欲につっぱしってしまうところに悪しきカルマが生まれるということです。
性欲に走ってすべてを無にする人もいるし、金銭欲に走って人をだましたりする人もいます。それもカルマといえばカルマかもしれません。
しかしだからこそ、知識や良識を学んで、こうすればこうなるという原因・過程・結果、過去・現在・未来を見据えながら欲望をコントロールしていくことが大事なのです。
「現在、満足であればいい」と欲望のおもむくままでは、自制心や理性が働かなくなるので、過去・現在・未来をひとつながりで見据えられなくなる。これも判断力、知識力が足りないせいです。
子育てについても同じことがいえます。
例えば、親が学校の教員をしていて、子どもが非行に走った、ニートになったという相談も多くあります。
教員をしている親は、たいてい自分の子どもに対してもしっかり躾や教育をしてきたつもりになっています。
しかし、教育の現場にいるから家庭での子育てが正しいとは限らない場合もあります。
小さい頃は親のいうことをよく聞いていた。ところが、中学生、高校生になって非行に走ったり、ひきこもりになって家庭内暴力をふるうようになった、と。
そして、「小さい頃はあんなにいい子だったのに…」と嘆きます。
しかし、テープレコーダーの如く同じ注意を繰り返していたところで、幼い子どもがその注意を理解できるのか? 相手の気持ちを考えることなく、いいっぱなしではないのか? など、我が子が年齢とともに思慮の部分も成長していることさえ考えられなかったことに原因があります。
いくら教員を何十年と務めてみたとて、いざ透視をして見ると、そこにあるのは本人の教員という自信のみであって、我が子の子育てには役だっていない幼稚な親だったということがよくわかります。
そこで私は、「幼児教育から間違っていましたね」とズバリ指摘します。
すると、「私は幼稚園の教員を何十年もしてきたので、子どものことは一番わかっている」と頑なに間違いを認めようとはしません。
しかし、すでにその結果は出ているのです。ですが、私がいくら説明をしても理解できず、過去(原因)・現在(過程)・未来(結果)というつながりで子どもの変化が見られない。自分のプライドがじゃまをして、子どもの成長の姿がまるで見えていないのです。
これも知識不足が招く不幸です。
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