誰もが自分の生まれ育った家庭の習慣や文化を「常識」「当たり前」だと思ってしまうところに、連鎖の怖さがあります。
例えば、毎日家事をきちんとこなし、片付け上手できれい好きの母親のものとで育った子供は、そうすることが当たり前だと思うでしょうし、反対に、散らかっしぱなしで、料理もめったにしない母親のもとで育った子供は、それが特に問題だとは思わないでしょう。
それは、「環境の慣れ」の中で、違和感を覚えなくなっているためです。
代替わりの中で続いてきた、先祖や親のものの考え方や行動が子供にとっての心の基準になるからで、親が知識不足だとその基準が歪んでしまうのです。
そのような狭い環境以外知らずに生活しているのですから、自分では「当たり前」「良かれ」「正しい」と思って人と接していることが、他の人たちから見れば、「とんでもない」「なんて非常識!」「信じられない!」と捉えられることが多々あります。
しかもそのズレに本人が気づいていないために、自分のほうに問題があるとは決して思わず、自分のやり方を正しいと押し通してしまい、それが対人関係においてトラブルの原因になってしまうのです。
言わば、「家庭の常識は社会の非常識」であり、自分の中に非常識、知識不足があることを自覚できないのは、生まれ育った家の中の生活行動などに違和感を持つことのない、長い間続いてきた「連鎖」という見えない心の中の壁が邪魔をしているから。
この連鎖は、良いことも悪いことも、知らない間に親から子へ、子から孫へと引き継がれていきます。
要するに、自分の欠点、不足に気づきにくいのは、知らない間に悪い連鎖に支配されているからであって、それがさらに心の不足を生み、連鎖の悪循環をくり返していくのです。
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