前世のカルマは、家族以外の縁ある人との間でも浮上してきます。
カルマは、たとえ遠く離れていても、人と人、男性と女性を磁石のように引き寄せるからです。
例えば、すでに結婚してパートナーがいるのに他の異性をすごく好きになってしまう場合があります。
「なぜだろう?」と自分では理解できないけれど、なぜか惹かれてしまう異性の存在。
前世のカルマのつながりが切れないで両者が惹かれる苦しみもあれば、家庭を顧みずに不倫関係になってしまった場合、その片方のみが切れないで、後を追うが如く苦しみ続ける場合もあります。
いずれにしても、双方がいかにカルマの縁を理解し、現世においていかにカルマを乗り越えるかが未来(来世)につながります。
「来世の転生などあり得ない」「今さえよければどうでもいい」と考えるのは、死んでしまえば何も残らないという考えと同じです。
それは結局のところ、「自分さえよければいい」という身勝手な行為を正当化してしまうことになり、悪いカルマ、悪行につながるのです。
まして、自分の愚かさに気づかず相手のみを非難し、根も葉もない悪口をつくりあげては憎ませたりふりまわしていては、カルマの解消はできていないばかりか、さらなる悪行の積み重ねとなります。
職場の人間関係においても同じことがいえます。
事業が順調にいっていたある経営者の例です。
その会社の社員たちは自分たちの家族を養うため、残業もいとわずに一所懸命に働いてきました。
ところが、その経営者は会社を社員任せにして自分だけ海外に遊びに行ったり、よく夫婦で高級ブランド品を買いあさっては社員に自慢していました。
「自分が常時会社にいなくても、これほど金が入ってくるとは事業とは凄いもんだ! 自分は何とすばらしいできた人間に生まれてきたのか」と。
社員の昇給はしぶりつつ、ワンマン経営そのものでした。
その結果、その経営者が亡くなった時、社員たちは「お通夜にも行きたくない! 線香一本供えたくない!!」といったそうで、結局悪行は、そのように自分だけでなく、結果的に人をも不幸に落しめるのです。
経営者と社員という関係もまた前世のカルマの縁。
その社員たちもそのカルマをまっとうすべき人たちではあるものの、経営者の判断によって社員や家族一人ひとりが給料(昇給)によって救われたなら、その数の分だけ善行となったわけです。
前世の悪行、カルマを今世で清算することが現世ロードの目的。それならば、縁ある人との関係においても邪や妬みや悪口をやめ、正しい知識と判断力を大切にして、悪行を重ねないことです。
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