本当に素直な人とは、他人に対して表面的に「いい人」と思われたいだけで人と合わせたり、ただいわれるがままに従ったりするような素直さではなく、自分の心の不足や欠点が原因で対人関係で失敗したときなどは、素直な気持ちで認めて、注意された場合などでも、ただ反発心のみで終わらず、それを直していけるような素直さのことです。
いくら上手な言葉でつくろったり、にこやかな顔をしていても、それはうわべだけの笑顔となります、その人がいないところで陰口をいったり、家の中で自分だけがしっかり者のごとくガミガミ怒鳴っていたり、家族との共同生活を忘れて、自分の思い通りにならないと不機嫌な顔ばかりしているようでは、素直さとはほど遠いといえるでしょう。
そのように、表面だけつくろって裏表があるような人は、他人の顔色をうかがいながら「いい人」を演じているだけで、自分の心の中を見ようとしていないのです。結局は、「自分をよく見せたい」という我欲、自己顕示欲です。
そのような人は、見栄や悪い意味でのプライドが高く、自分の欠点を指摘されると開き直ったり、何か自分にとって都合が悪いことがあると急に怒ったり、手の平を返したように攻撃的になることがあります。
本当に素直な人とは、神が愛する心を持つ、つまり、神に愛される心の方です。神が求める心の人とは、ありのままの姿で人に接していて、自分をよく見せたり、無理につくろうようなことをしません。
また、素直な心を持っていると、何か困難な状況になっても、それを他人のせいにしたり、屁理屈をつけてごまかしたりせずに、文字通り素直にその問題と向き合い、改めようと努力します。
「なぜこうなってしまったのか?」「何か自分に足りないことがあったのではないか?」と考えることができるからです。そして、その困難を招いた原因=「原点」を知ることができるのです。
要するに、本当の素直さは、他人に対してだけではなく、自分自身に対してもしっかりとその心の善し悪しを見つめ、自らを甘やかすことなく、判断力を養い、折に触れ反省しつつ生きるという、その素直さが、神から愛され、幸せを招く心の条件になります。
人を陥れたり、表面上は笑顔をつくり、心の中で他人の不幸を笑ったりしてはいけない、そのような心を神は喜ばないということです。
素直な心の人は、謙虚さがあります。
自分が知らないことがあれば、素直に「知りません」といえるし、わからないことがあれば、「わからないので教えてください」と素直に人に聞くこともできるでしょう。
素直というのは、見栄やプライド、こだわりのないことなので、他人と比べて自分を卑下したり、落ち込んだり、あるいは威張ったり、優位に見せたりすることもないので、それだけ謙虚だともいえると思います。
「まだまだ自分はこの程度の人間である」「知らないことがいっぱいある」という謙虚さがあれば、「もっと成長しよう」という向上心が生まれて、いろんなことを学んで、より多くの知識を得ようと努力するでしょうし、人を見下したりすることもないでしょう。
ですから、素直な人ほど、人間的にも向上しやすくなります。
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