青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

その気づきは本物ですか?

これまで「気づき」というものの大切さを繰り返し繰り返し述べてきました。

 

私がいつも言っている「気づきましょう」というのは、性格の欠点に“気づいて直す”ことです。自分の欠点を受け止め、理解し、反省して直していくことは大変なことですが、多くの方が気づいて直すことで苦悩から開放され、幸せを手に入れてきました。

 

そのように、気づいて直すことができれば幸せを手にすることができるのですが、中には「気づいていると思っていても、本当は気づいていない」という人がいます。

 

気づいたつもりになってしまっているんですね。

 

こうなってしまっては非常にもったいないのです。気づきの一歩を歩き出し、自分の欠点を直そうとしたのに、いつの間にか気づいたつもりになって、結局、本当の気づきを得ることができていない…。

 

どうしてこうなってしまうかと言うと、いい人を演じてしまうからです。上辺だけ取り繕ってはいても、心は結局そのままなんですね。こうしたことは結構あります。

 

気づきというのは、“いい人になる”ことではありません。これまで何度もお話ししてきたように、自分の欠点に気づいて直すことです。

 

“いい人になる”ということが目的となってしまうと、欠点を直すのではなく、演じてしまうことが往々にしてあります。

 

気づいたつもりになってしまうと、もともと表に出ていた性格の欠点が他人には見えづらくはなりますが、本当に直せたわけではないので、心の中に入り込んで、「顔は笑っていても、心は鬼の顔をしている」ような状態になってしまいます。

 

つまり、他人からどう見られているか、というのは大事なことですが、気づきというのは自分を変えること。他人からの自分の印象を変えることではありません。自分の欠点を直せば、他人からの印象は自然といいものになっていきます。

 

ここを理解していないと、気づいたつもりになってしまいます。気づいたつもりになると、「自分では変わった」と思っているわけですから、他人から指摘されても「自分は悪くない。だって、変わったんだから」といったように意固地になってしまい、なおさら欠点を直すことが困難になってしまいかねません。

 

自分の欠点に気づいて直したい、そこまでは素晴らしいのに、“つもり”になってしまってはもったいないです。自分の欠点を直すには、特効薬はありません。欠点を意識し、知識を得ながら一日一日を大切に生きていく。その積み重ねなのです。

 

ですから、時には欠点が出てしまうこともあるでしょう。そんなときは、隠そうとするのではなく、そのことについて考えることです。なぜそれが悪いのか、なぜやってはいけないことなのかを本当に理解することができれば、自ずと欠点は直っていきます。

 

きちんと理解せずに、気づいた“つもり”になることだけは、どうかみなさんには避けていただきたいと思います。

 

 

 

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