人様の陰の部分、裏の裏までも見ながら時には愚かさを指摘し、そこから脱出する方法について理解してもらうために忍耐を持って望まなければいけない。それが私の仕事です。
この仕事を通してつくづく感じることは、社会的な地位が高いとされる職業で自分が他人より優れているかのように思い込んでいる人がいかに多いか、ということです。
上辺だけで心が養われておらず、見栄やプライド、他人の目ばかりを気にしている人に限って気づくべきことに気づいていない、トラブルや問題という魂の課題を乗り越えられずにまた不幸の種を蒔いている、私にはそう思えてなりません。
例えば、医者や弁護士の妻だから、夫が会社の社長をしているから、などとそれだけでよい人、できる人を演じている、仮面をかぶっている人も少なくありません。
よい人を演じ、上辺だけよく見せることだけに心を砕いている人は、その反面、とても被害者意識が強く、周囲に対して感謝ができない。それゆえ、対人関係でトラブルや問題を起こして、精神バランスを崩してしまっている人がいかに多いことか……。
このような場合、自分自身の欠点ゆえに「病」になっていて、その原点での原因を理解できなければいくら精神科の薬を飲んだとしてもよくならないでしょう。
原因は、性格上の欠点、心の未熟さにある。そして、その性格は知識を得ること、身につけることによって大きく改善できるのです。
実際、プライドや被害者意識が強く、感謝や反省ができない人たちが一日のうちに何人も相談に来られます。
そのたびに、「それはあなたの心が原因です」といい続け、なかには「あなたはある面ではこんなに恵まれているじゃないですか⁉ この部分を直せば……」といっても聞く耳を持たず、自分以外の人を批難攻撃したり、私のことを不愉快に思って帰る人もいれば、腹の底から自分の非を認め、理解して帰る方もいます。
時折、私は自分の仕事に関して、正直、「なんて割の合わない仕事なのか……人の欠点を指摘するなんて。仕方がない仕事……」と思うこともあります。
しかし、私を含め、人間は感謝ができなければ、自分に与えられた場所で才能や長所も活かせず、人の役に立つというこの世での任務を果たすのが難しくなるのは当然です。
反対に、一般常識に照らして自分のことを見ることができるようになると、欠点や不足に気づけると同時に、大なり小なり、いかなることに対してもいかに自分が恵まれているかも理解できて、感謝を持って任務を果たしやすくなります。そこには、我欲とは反対に、自ずから心に謙虚さが生まれるからです。
「足るを知れ」とは、私が大好きな言葉です。
例えば、健康も、目が見えることも、歩けることも、言葉が話せることも、食事ができることも、一つひとつ感謝の気持ちがあれば、いろんな出来事に遭遇しても自分をふりい立たせ、生きる力を与えてくれる源となるからです。
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