一般常識がなぜわからないかというと、一つには、家庭内文化という偏った価値観や心のクセが知らず知らずのうちに身についてしまっているからです。
ものごとを正しく見ることができず、自分が色眼鏡をかけた状態で見ていることに気づかない……。
家庭内文化は、先祖や親から受け継いだ家風や考え方がもとになっているので、その家に生まれたら、否応なくその家の文化に染まってしまうことから、なかなか他の家の文化との違いに気づきにくいのです。
例えば、一家の主人たるものは、妻たるものはかくあるべし、といった家訓なども、その家によって違うものですが、本人たちは「住み慣れた文化」の中で、それが “常識” だと思ってしまいがちです。
しかし、どんな家に生まれ育とうとも、その成長過程でいろんな人と出会い、いろんな経験を通してさまざまな知識を得る中で、「うちでは当たり前だと思っていたことが実はそうではなかった」「自分が常識だと思っていたことが一般常識に照らしたらおかしかった」などと気づくチャンスはいくらでもあります。
その意味では、いくら常識のない親や保護者に育てられたとしても、その人の努力次第で「住み慣れた文化」の間違いに気づけば、一般常識は身につけられるのです。
いい換えれば、同じ家族として育っても、親きょうだい一人ひとりがまた違った文化を持つことができますし、新たに知識を得て心を養えば、人はいくらでも変われる可能性があるということです。
同じ空間で、同じ家風や価値観の中で暮らしていても、魂の学びは一人ひとり違います。であるがゆえに、あわせ鏡としての役割を担っていて、その心の交流の中にこそお互いにとっての気づきや学びがあるのです。
もちろん、その気づきや学びは、家族以外の関係にも及びます。
文化の違う人同士、学校や職場、趣味やスポーツなどの仲間たちとの交流を通して、さらに知識を増やしながら理解力や判断力を高めることによって心を養う、人としてあるべき姿、道というものもそこから見出していけるのです。
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