多くの人にとって、パートナーとの死別も、切実な問題だと思います。
長年連れ添ったパートナーとの死別はとても心が痛み、人によっては大きなストレスとなることでしょう。
しかし、カルマの法則から見れば、肉体の死は輪廻の通過点に過ぎません。
それを信じるなら、死に対してことさら不安になったり、絶望する必要はなく、誰もが避けられない出来事として冷静に受け容れることによって、この世で最後まで悔いを残さないようにどう生き切るか、に重きをおけます。
パートナーの死をいつまでも悼んだり、「憐れな亡くなり方をした……」などと悔むだけではなく、魂の同志として、最後までお互いに心を磨きあい、亡くなった方に対して感謝の心があれば、去る人もまた残された人も心穏かになれると思います。
もうおわかりのように、夫婦の絆は、運命的なつながりの一つでもありますが、苦労、努力、汗、忍耐、思いやりを時間をかけてお互いにコツコツと築きあげていくものです。
しかし残念なことに、パートナーが先にあの世に旅立った後、孤独に陥らないために、一人になっても子どもだけに頼ることなく、自分の趣味や気の合う仲間を持っておくこともとても大切な心の準備です。いざとなったときは、それが自分自身の心のケアや自立にも役立ちます。
独りになった寂しさから子どもにすがろうとしても、それまで離れて暮らしていた子どもからすれば、親として大切にしたくても、数十年間生活環境も違うことから、子どもは子どもの人生があり、生活があります。それゆえ、いつまでも子どもにしがみつかないことが、その後もお互いに成長しあえる良い関係を維持できるのです。
であるならば、子どもが親元から離れる前から、自分たちが七十代、八十代になったらどんな生活をしたいかを思い描いて、そのために今、何をしていけばいいかを考え、実行することが大事です。
実際に、親のめんどうや遺産相続が原因で親子間のトラブルを抱えている方々もたくさんいますが、老後、夫婦でどんな生活をしたいかをよく話あって予め準備をしておけば、そのようなトラブルは避けられることもあるわけですから。
今は、自分の人生を楽しく過ごされている八十、九十代の方々も多いです。
天命をまっとうするには、“健康の壁” も充分考慮し、また、「夫婦でその壁をどう乗り切るか」についてよく話し合い、知識を深めながら、食事の内容を見直したり、二人で散歩をしたり、体操をするなど、健康面での心がけや具体的な習慣をもつことも大事です。
それと共に、どんな夫婦でも、「いつかは独りになる時がくる」という覚悟が必要です。
誰しも、心の中でそれを充分覚悟して生活しているわけですが、その準備の中には、幅広い知識も含まれます。
そうすれば、いざその時がきても、幅広い知識が心を救ってくれますし、その知識が力を貸し、助け、生きがいを持って暮らす心の手助けとなるのです。
ずっと悲しみに打ちひしがれたままであったり、成長し、離れて生活していた子どものところに、しぶしぶ引き取ってもらって、肩身の狭い思いをすることもないでしょう(あれほど可愛くて育てたわが子であっても長年の生活環境の違いで上手くいかないこともあるわけです)。
そのためにも、子育ての手が離れたら、老後の生きがいを探しておくことです。
自分の好きな趣味や生きがいを持って、その趣味の仲間たちと交流することによって、また新たな知識・常識が養えるでしょう。
そこにもまた、同じカルマ・グループの仲間がいて、お互いに支えあい、気づきあい、成長できる関係を築いていくこともできるのです。
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