気づけない理由は、連鎖や自分の気づいていない我の強さにあります。
しかし、「気づけない人」を笑う人は、ある面ではむしろ、「愚かな人間」だと私は思います。
「笑う対象となる人物」を見下すが如く、他人を笑うこと自体、そこに「気づけない “あなた” そのものが存在している」から__。
本人が気づいていないカルマや連鎖は、必ず誰にもあるのですから。
学歴、職業、国籍、社会的地位や名声などに関わりなく、この世で生きている限り何らかのカルマと連鎖のしがらみがついて回る以上、完璧に解消できている人はいません。
もし、カルマをすべて解消してしまえば、この世に誕生しなくなります。
私自身も、自分でも信じられないような出来事に度々遭遇し、また陰でくり広げられてきた悪評の言葉による苦しみや悲しみを乗り越えながら、神との交流の仕事を続け、神に助けられ、人様に「知識の大切さ」を伝えられるようになったのですから、決して「あの人はものを知らないから」などと人を笑うことはできません。
私はいつも自分の中で、「人のふり見てわがふり直せ」と心に言い聞かせてきました。
私たちは、対人関係で何か問題やトラブルが生じたら、ただ感情に任せるのではなく、いったんそこで立ち止まって、
「なぜこのような問題が生じたのか?」
「もしかしたら自分に落ち度があったのではないか?」
「自分が反省すべき点はどこか?」
といったことを冷静に熟慮してみる必要があります。原因を相手のせいにせずに、どこかで自分が蒔いたかもしれない、その “不足の種” を探し当てることも大切です。
そこで、自分の欠点、不足に気づいたら、
「なぜ自分にはそのような欠点があるのか?」
「自分はいつからそのような考え方、行いをするようになったのか?」
「同じような無知や心のクセは親や兄姉、親類の人たちの誰かにもないだろうか?」
などと、さらに遡って、不幸の源を探っていってみてください。
そうしていくうちに、自分の欠点を見つめることもでき、親の無知、兄弟姉妹の無知を重ね合わせ、自らの知識不足にも気がつくことができるかと思います。
すなわち、それこそが、あなたのカルマを覆い隠していた連鎖であり、そこに気づくことでそれが明るみに出され、一つ、また一つと解消されていくのです。
「親のせいで失敗した」
「親が何も教えてくれなかったからこうなった」
「親の欲や横暴さが自分の人生をダメにした」
などと親のせいにするのではなく、
「その親を選んだのは、他でもない自分自身のスピリットであり、己のカルマに合う親・兄姉となる人たちのもとに生まれてきた」
「親も自分の不足に気づかずに、大切だったはずの子である自分に連鎖が引き継がれてしまった。そして、その親もまた親に教えてもらえない運命の親だった」
「ならば、そこに気づいた自分がその連鎖を断ち切ろう」
と、あなた自身の課題として捉えることが大事なのです。
そこで連鎖を断ち切れれば、親もまたその親にとっても、共有し合ったカルマの解消につながるのです。
親から子へと続いてきた連鎖__。
「先祖も親も断ち切れなかった長い間の連鎖を、あなた自身が気づいて、断ち切ることはなんとすばらしいことでしょうか?」
それがひいては、先祖供養までできることになるのですから__。
あなたがそう決意すれば、あとは幅広い知識を得て、より多くの人に学ぶことによって理解力や判断力を養いながら、事あるごとに熟慮と反省をくり返していけば、やがては連鎖は断ち切られ、カルマの鎖からも解放されていくことでしょう。
もちろん、時には立ち止まったり、迷うこともあるかもしれません。しかし、それこそが、心の成長、魂の向上へと続く、幸せへの道なのです。
【You Tubeチャンネル】
「運命が丸裸になる」と、
驚きの声、声、声!!
【木村藤子の鑑定公式サイト】
【私にご質問いただけるメルマガはこちら】
・note ・foomii ・まぐまぐ のいずれかで登録できます。
note