青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

スピリットを成長させる方法

今の自分の欠点に気づいて、一つずつでも直していけば、過去世のカルマの解消につながり、それだけスピリット(精神・魂)は成長できる。

 

しかし、そのためには、「連鎖」という見えない壁を打破しなくてはならない。

 

私たちは、誰もが先祖という膨大な数の代替わりの中で、家族や身内だけの習慣や文化が継承されるそれぞれの家庭に、縁あって生まれてきます。

 

それは、個々のスピリットが、その人自身の過去世のカルマに応じた両親を選んで、その母親となる女性の身体に宿るためです。

 

ここで、「過去世から持ち越してきた個人のカルマ」と、「現世の人生がどのような関係にあるか」について、改めて説明しておきましょう。

 

カルマとは、その人が前世、つまり転生前に成したすべての言動、行いです。

 

誰しも、人生の中で多かれ少なかれ間違った言動、行いを成しているがゆえに、悪いカルマ、善いカルマの両方を背負うことになります。

 

一言で述べるなら、悪いカルマとは、現世において「苦しむゆえんとなる」事柄、善いカルマとは、「幸せのためになる」事柄として現れます。

 

と考えるならば、現世での善い言動、行いは自分自身の「来世の幸せの貯金」であり、悪い言動、行いは「借金」のようなもので、両方共、来世に持ち越されます。

 

すなわち、「貯金」は自分の人生において人徳や才能として役に立ち、「借金」は何らかの形の困難や障壁となって支払いを迫られます。

 

これが、「善因善果、悪因悪果」と言われるゆえんです。

 

この世に生まれてくるということは、カルマの借金をきちんと返済し、できるだけ貯金を増やすための努力をすることであり、自分でしか磨けないスピリットを絶えず意識し、心がけ、向上させる努力をすべきと思います。

 

その人生のプログラムは、生きて行動してきたすべてが0.0001も見落とされることなく神の世界でインプットされ、その結果、神々が決定したことであり、誰もが自分のカルマに合う人生の道のりを歩むために、この世にやってきているのです。

 

もちろん、これは魂目線で見た場合の話なので、魂や輪廻転生を信じない人は「そんなはずはない」と思われたとしても無理のない話しでもあり、見えない世界を信じるか信じないか、それは人それぞれだと思います。

 

いずれにしても、魂の生まれ変わりやスピリットの向上を信じ、それを前提とした人生を考えるならば、この「カルマの清算」ということに気づいて、悪い言動、行いを直すことこそが、この世に生まれてきた目的ということになるのです。

 

ですから、貯金は自分自身の助けになる一方で、借金は自分で努力して返済しない限り、また来世に持ち越してしまうことになります。

 

問題は、この借金の返済が、転生した時にどのような形で迫られるかがわからず、その度合によって、苦しみや不幸といったさまざまな形でその人に合う「困難な状況」として訪れることになり、それによって返済が促されます。

 

言い換えれば、生まれ変わった人生において極めて困難な状況がもたらされるシナリオを書いてきている場合、それは何としても借金を完済しなければならないという覚悟を持った魂だとも言えるでしょう。

 

カルマの課題が大きいほど、それを乗り越えるための気づきと努力が必要となるのです。

 

それは、まず第一に、生まれてくる環境に深く関係します。

 

誰しも悪しきカルマがあり、それを直すためにこの世に生まれるわけですが、その「個人のカルマ」が「同じカルマを共有する親」を選んで、その母親のお腹に宿ります。

 

その親が、人としてどうあるべきかといった知識に乏しく、気づけない人であれば、大事なわが子であるはずなのに親として教えることができず、子供の魂はその連鎖に飲み込まれて、気づきにくい人間になりかねません。

 

知識不足の親であるがゆえに、子供も知識不足のまま育ってしまう悪しき連鎖……・

 

その連鎖は、そっと身を潜めながらスピリットにつきまとうように寄り添い、親と同じような考え方やものの見方を知らず知らずのうちに心の中に刷り込んでいきます。

 

わかりやすく考えれば、「スピリットが持つカルマの種が、この連鎖の中に入り込んで覆われてしまう」__これが気づけない心の中の壁となるのです。

 

そのような知識不足の親や環境を選んで生まれてきたということは、よほどの覚悟が必要です。

 

しかし、その覚悟をしっかり持って、何としても見えない連鎖の壁を打ち破ろうという強い意思を持ちながら現世で努力したなら、長い間先祖たちが断ち切れなかった連鎖を、あなた自身の力で断ち切り、あなたの大切な子供や孫の幸せを守ってやることができ、それが同時に先祖の供養ともなるのです。

 

ここに、困難な連鎖を自覚することの大切さと、それを打ち破ることの大切な意味があります。

 

しかし、「連鎖がある」と言われても、ほとんどの人にとっては「何のこと?」とピンとはこないかもしれません。

 

とりわけ、当人にとって、悪い連鎖はそれほどわかりにくい、気づきにくいものだからです。

 

相談に来られる大半の方々も、自分が「良かれ」と思ったことを行動に移し、失敗して悲しい思いをしています。

 

それだけに、思いもよらなかった問題が生じると、「いったい、なぜこんなことが起きたのか?」とトラブルや問題の原因がわからずにいるのです。

 

私たちの誰もが、夫婦関係、子育て、嫁姑関係、仕事、職場の人間関係などにおいて、「一所懸命、良かれと思って」やっているのであり、決して「後で問題になるだろう」とは思ってやっているわけではありません。

 

にも関わらず、相手との間に思わぬトラブルや問題が生じてしまいます。

 

そこで、自分が「良かれ」「正しい」と思ってやっていることの中に、相手との間の悪いカルマや、気づいていない自分のカルマや連鎖が潜んでいるのではないか、と考えることが大切です。

 

問題が生じた原点で何があり、それに対して自分はどう反応したか? その結果、何が起きたか? と。

 

 

 

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