「娘が二十代半ばになって交際相手ができたらしく、毎日のように夜遅く帰ってくるようになりました。父親としては心配なのでつい叱ってしまいます。どう接すればいいですか?」と。
気になるのはその交際相手で、どんなお相手かによりけりですが、親御さんはそのお相手には会っていないからこそやきもきしているわけです。
「帰りが遅ければ怒る」「結婚できないで心配する」という親の気持ちはわかりますが、年頃になって交際相手ができたことを親に素直に報告するかしないかは、それまでの親子関係がどのようなものだったかによります。
もし、それまでにしっかりと信頼関係が築けている親子であれば、
「いつも夜帰りが遅いので、お父さん(お母さん)は心配なんだけど……」
そんなふうに正直に親の気持ちを娘さんに伝えれば、仮にお父さんには言いにくくても、お母さんには、ためらわずに男性とおつき合いしていることを打ち明けてくれるでしょう。
そうすれば、「どんな方なの?」「うん、彼はね……」などと会話ができて、余計な心配をしたり、叱りつける必要もなくなると思います。
子どもは親の所有物ではないし、まして大人になってからも口うるさく小言を言ったり、怒鳴ったり、叱りつけてしまっては、ますます親子の間の溝が広がって、やがて気づいたら子どもから邪魔者扱いされて孤独な老後を送るはめに……といった結果になりかねません。
要するに、幼児期から思春期に至る過程において、どんな会話をし、どんな関係を築いてきたかです。
日々の暮らしの中で、ちょっとした会話を通じてお互いの気持ちや考えを理解し合い、何でも話し合えるような親子関係を築いておくことがとても大事で、子どもが成長してからの将来の関係においても、それがはっきりと現れてくるのです。
親子関係も、過去・現在・未来のつながりの中で考えながら子どもへの理解力や判断力を養い、今、やっておくべきことをやっておく。それが我が子の成長と幸せを願う親の務めではないでしょうか。
ですので、私はいつも親御さんからそのような相談事があるたびに、「怒鳴らなくていい、わめかなくていい、話せばわかる」と答えるようにしています。
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