カルマ・グループとは、同じような欠点、短所を改めるという課題を背負っている仲間、グループのことですが、それがどんな欠点であっても、共通しているのは、自己中心的な考え、傲慢さ、わがまま、つまり我欲と、知識・常識不足です。
人からよく見られたい、目立ちたい、評価されたい、特別扱いをされたい、得をしたい、そのためには嘘をついてごまかしたり、「良い人」を演じたり、自分の欲や立場に固執して他人を陥れたり、欺いたり、傷つけることを平気でする。
自分に何が足りないかがわからない、どうしたら他の人と調和し、人様の役のたてるかがわからない、無知、理解力、判断力の欠如……。
そうしたことが、人としての欠点、不足であり、そのままにしておけば罪つくりになる、ということにまったく気づいていない、未熟さ、愚かさです。
この世に生まれ変わってきた私たちの誰もが、少なからずこうした欠点、罪を持っています。
それを浮き彫りにし、気づかせてくれるものが、人生の壁、試練、苦しい状況です。
苦しみの中に、取り除くべきカルマの種があります。
それを刈り取れるかどうかは、他の誰でもなく、本人自身、あなたしかいないのです。
かくいう、私たち夫婦も同じです。
私たちも、仕事の忙しさから、ついちょっとしたことからいいあうこともあります。
でも、翌朝になると、主人の方から「昨日は悪かった。ついいい過ぎたよ」といってくれると、そこにまた長年共に生きてきた夫婦としてのちっちゃな慈しみが芽を出すのです。
「早くそれをしてほしい!」という主人の言葉に対して、どう話せばいいか数ヵ月考え続け、主人の心をも見つめていました。
そして、このように伝えました。
「お父さん(主人のこと)、私、元気そうに見えていても、歳をとったんだよ。慣れの生活の中で、自分の妻が年老いてきたことを、よく考えてみてね。お互い八十歳になるまで、あと十年から十五年ぐらいだから。もしかしたら、私の方が先に亡くなるかもしれないし……」と。
私が夜遅くまで仕事をしていた翌朝などに、先に起きて仕事場にいる主人が、いつも早朝から起きてくるはずの私がベッドの中にいるのを気に留めながら、「オイッ、オイッ! 起きているのか?」と傍で声をかけてきます。
「うん、わかってる。もう起きるからね……」
そういうと、ホッとしたような表情を浮かべる主人。内心、もし亡くなっていたら……という気持ちがよぎるのかもしれません。
私たちの年齢になると、誰もがそんな経験の日々ではないかと思いますが。
朝目覚めたら、パートナーが亡くなっていた、お互いにそんなこともあり得なくはない歳を迎えたということです。
私の場合も、この主人だからこそ、私の仕事を理解してくれた。だから、今の仕事を頑張れたし、それを思うと主人に心から感謝しなければと思います。
恩師や友人、上司や部下などの仕事仲間、あるいは趣味の仲間であっても、同じこと。
仕事仲間であれば、たとえば、自分が定年になった後で、カルマ・グループのご縁によって、自分の息子や娘が、どこかで会社の上司や部下にお世話になることもあるかもしれません。
そういうことも含めて、今、出会っている人々、身近にいる人たち、それなりに深いおつき合いをしている方々は、過去と現在を結んでいるカルマの縁があるがゆえ。それを大事にし、自分自身の心を見つめながら、よりいっそう大切なご縁となるよう、継続してほしいと思います。
【You Tubeチャンネル】
「運命が丸裸になる」と、
驚きの声、声、声!!
【木村藤子の鑑定公式サイト】
【私にご質問いただけるメルマガはこちら】
・note ・foomii ・まぐまぐ のいずれかで登録できます。
note