良好な人間関係を築くコツとでもいいますか、そもそも基本中の基本であるがゆえにないがしろにしがちなのが「人の話を聞く」こと。さらにいえば「 “最後まで” 話を聞く」ことです。
「話を聞く」ということに関して、こんな格言があります。
『神が人間にふたつの耳とひとつの舌を与えたのは、話すよりも聞くことを重視したからであるーーーユダヤの格言』
逆に「話す」ということに関しては、こんな格言があります。
『人間はしゃべることは生まれてすぐ覚えるが、黙ることはなかなか覚えられない』
後者のほうは思わず笑ってしまいますね。いずれにせよ、昔から人の話を聞くというのは、良好な人間関係を築いていくうえでは非常に大切なことだったのです。
なぜなら、人の話を聞かないというのは、人間関係を築いていくうえで非常にマイナスになることだからなのですね。
人の話というのは、心や脳に刺激を与えますから、知識や情緒を養うためにとても必要なことです。人の話をきちんと聞くことで、自分では考えもしなかったような新しい考えを知ったり、新しい知識を得ることができます。
しかし逆に、自分の話ばかりしていては、なにも新しい情報が入ってきません。なぜなら、「私が私が!」という状態、つまり自分ばかり話をしたがる状態というのは、自分のことしか考えられていないからです。
そうしたことを積み重ねていると、周りから人が離れていってしまいます。
自分に置き換えて考えてみてください。人の話を全く聞かずに、自分ばかり話そうとする人と一緒にいたいと思いますか?
それに、相手のことを思って何か注意をしても、右から左で聞く耳を持ってもらえなければ、「あの人には話しても無駄だから、もういうのはやめよう」となりませんか?
人との交流がない人生ほど、悲しいものはありません。自分だけの狭い世界に閉じ込められてしまっているようなものです。
逆に、人の話を聞く人のところには人が自然と集まって来ます。周りの友人を見てみてください。人が集まって来る人や、周りから頼りにされている人というのは、聞き上手な人ではないでしょうか。
人が集まることがなぜいいことなのか。
それは、新しい情報がたくさん入って来て、それについて自分の頭で考える機会が増えて、それが自らの血となり肉となりますし、多くの人の話を聞くことによって、人間の心理というものも理解できるようになり、つまりは相手の気持ちを考えられるようになって素晴らしい人間関係を築くことができるのです。
ただし、自分の意見をいってはダメですよ、ということではなく、自分の意見をいうときも、必ず「最後まで」人の話を聞いてからです。それが、人間と人間の正しい会話の姿だと思います。
ある程度相手の話は聞けるのだけれども、ついつい口を挟みたくなって相手の話の腰を折ってしまう方は結構多いのではないかと思います。
相手の話を途中で遮ることは失礼な行為ですし、自分がそうされたときの心境を考えてみてください。いい気はしませんよね。それに、話を最後まで聞かなければ、相手が本来いいたいことを理解できません。
話をするときは頭の中でどのように話すかということを筋道を立てて考えながら話しているはずですから、それを途中で遮られると本来伝えたいことが相手にしっかりと伝わらないのです。つまり、会話をしているようで、できていないという状況になってしまうのです。
人の話を聞くということは、素敵な人間関係を築いていくためには欠かすことのできないものです。いつもそのことを意識して会話をすることで、必ず人の話を聞くことができるようになります。
人の話を聞くことで、いかに自分が成長し、目の前の世界が広がっていくことか。そのことが、この私の拙い文章であなたの心に届いたのであれば、すぐにでも実践していただきたいものです。
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