家族関係の中でも、昔から多くの問題を引き起こしてきたものに、嫁姑の関係というものがあります。
私のところにも、嫁姑問題で相談に見える方は大勢いらっしゃいます。そのような方々を見ていて思うのは、核家族化が大きく影響しているのではないかということです。
お姑さんと同居せずに済むため、お嫁さんがまるで自分の縄張りのごとくに家庭を仕切り、夫の母親であろうと、家庭のことに干渉されるのをとても嫌うのです。
そして、時がたつにつれ、結婚当初はあった相手への気づかいも忘れ、お互いが我を張りだすのも問題でしょう。
なかには、相性が悪いというか、思いやりがどうしても通じない関係もあり、そこから生まれる嫁姑問題も非常に多く見られます。
また、嫁姑問題といえば、息子を取られた焼きもちが高じて、といった気持ちから、お姑さんが嫁いじめをするような形が多くありますが、今は、お嫁さんのほうがお姑さんを邪険にするというようなことも増えているようです。
つまり、これまでの嫁姑の関係が逆転し、お姑さんよりも自分のほうが強いんだ、とお嫁さんのほうが思っているからだと思います。
特に多いのが、妻が夫の母親の悪口を、事実よりも大げさに作って話すというものです。これは、絶対にやってはいけないことです。目に見えない罪を、重ねることになってしまいます。
そのように夫に姑の悪口を話していると、夫は自分の母親と妻との間で板挟みとなって困り果て、やがては自分の母親を恨むようになり、罵倒するようになってしまうことさえあります。
やがて自分が姑となったとき、自分の息子から憎まれたり、罵倒されたとしたら、死ぬに死ねない無念の思いになるのではないでしょうか。
嫁姑問題もまたカルマのひとつで、簡単に解決できるようなものではありません。嫁も姑も譲ろうとせず、決して互いを許そうとしない場合がとても多いのです。ですから、嫁も姑も年齢に関係なく、「譲ること」、「許すこと」がとても大切だと思います。
そして何より、あなたの背中を、あなたのお子さんが見ています。お孫さんが見ています。
いくら相性の悪い嫁姑とはいえ、子どもの前で相手の悪口を言ったり、冷たい態度をとっていると、やがてあなたの子どもが結婚したあと、同じような問題で苦しむことにもなりかねません。実際、嫁姑問題で透視してきた中、そういった因果応報のような未来の姿を、私は何度も見ています。
自分が背負ったカルマの罪を重くすることがないよう、決して言葉にしてはならないひと言を言わないよう、気をつけていただきたいと思います。
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