私は今の仕事をするようになってから、「何か問題が起きた時に気づける人」と、「何度同じ目に遭っても気づけない人」との違いは何なのか? について考える場面に幾度となく出会ってきました。
そこで私なりに結論を得たのは、人には、まだ目覚めていない「寝ぼけているスピリット」と、完全に「熟睡しているスピリット」がいるということです。
この言葉は私が考え出した言葉ですが、寝ぼけているスピリットであれば、何か問題に直面した時などに、人の意見に耳を傾けたり、新たな知識を得ることによって目が覚めて、カルマや連鎖についても気づきやすくなります。
なぜなら、その時に初めて自らの不足や過ちの原点について深く考え、冷静に見つめることができるからです。
その源、すなわちカルマに気づくことができれば、次に親の知識不足にも気づき、さらにその親を育てた祖父母、さらに遡って先祖の知識不足というような連鎖にも目を向けられるからです。
もちろん、先祖から引き継がれてきたプラスの連鎖もあるでしょう。
しかし、悪しきカルマや連鎖を少しでも解消したいと望むのであれば、むしろ先祖が気づかなかった、知らなかった知識を子孫が身につけながら、その不足を補っていくことが大切です。
なぜなら、スピリットの目覚め、魂の向上とは、絡み合った個人のカルマと家庭の連鎖に気づいて、いち早くそこから抜け出すことだからです。
知らず知らずのうちに、親から引き継いでしまっていた心の歪みや知識不足に気づければ、
「ここで自分が変えていこう」
「この連鎖を打ち破ることが自分のカルマの解消にもつながる」
「私たち親子が共有するカルマを解消することが本当の先祖供養になる」
そう思えるようになるでしょう。
先祖が気づけなかった、直せなかった欠点、不足を、この世にいる子孫が気づいて直すことができればそのぶん魂が向上できて、それによって先祖のスピリットも一段上に行けるからです。
しかし、残念ながら、自分が知らない知識を得ようともせず、人の意見や指摘にも素直に耳を傾けることなく、「自分は努力してきたので落ち度はない」「絶対に自分は間違っていない!」「悪いのは相手だ」と頑なに非を認めようとしない人も少なくありません。
何度も同じようなトラブルを引き起こし、カルマに気づくチャンスがあったとしても、そこで立ち止まって考えようとはせず、誰に何を言われようがまったく反省できない、見栄やプライドが非常に高い人。
たとえ表向きには笑顔をしていても、心の中で人を見下すような、大変我の強いエゴイスト等々。
そのような熟睡しているスピリットは、自分のカルマのみならず、親から子への連鎖にも気づくことがないために、結果的に先祖や親と同じ過ちや失敗をくり返し、苦しみの中から這い上がれなかったり、ほとぼりがさめた後、また似たような苦しみに出会うこととなるのです。
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