青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

我の強さで家庭崩壊

家族というものは、自分が結婚して築いた家族だけではなく、自分が生まれ育った家、そして相手が生まれ育った家との関係性をも含むものです。そうなれば当然、考え方の違いというものが出てくることもあるでしょう。

 

結婚した当人だけですと問題が起きなくても、そこにどちらかの家族が入ってくることで揉めてしまうことも少なくありません。

 

ある夫婦は、子供ふたりと仲良く暮らしていたのですが、2年前、ご主人の舅・姑と同居を始めたころから関係が壊れ始め、ついには同居してから2年で離婚をしてしまいます。

 

それが原因なのか、ご近所でも後ろ指をさされるようになり、ご主人も会社であることないことを言われるようになってしまいました。

 

子供もいるまだ若い夫婦が、舅・姑と同居をしたからといって、なぜたった2年で家庭を崩壊させてしまうことになったのでしょうか。あまりにも急展開過ぎます。

 

つまり、この問題の本質は舅・姑との同居ではなく、夫婦ふたりの間にあります。一見すると、舅・姑との同居が離婚の原因になったようですが、すでに以前からふたりの間には溝があり、それが同居によって表面化したのです。

 

妻は性格が強く、「自分の意見は正しい」といつも思ってしまう方でした。また、結婚してからきちんと子供ふたりを育てているという自信もあり、余計にプライドが高くなっていました。

 

夫は物静かな人ですが、それは言葉にしないだけで、心の中では妻に対する不満をためていたようです。

 

そんなふたりの関係性の中へ、何も知らない舅・姑がやってきました。

 

夫は責任感が強く、家族思いの方でしたから、年老いた自分の両親を家に呼んだのは、最後のときまで面倒をみようという覚悟、親孝行の気持ちからでした。当然、最初はご両親も遠慮したそうなのですが、息子さんの強いすすめで同居を決心したのです。

 

そんな気持ちも知らない妻は、「ここは私の家」と言わんばかりに、舅・姑の言うことに反発をしました。「なんで自分と旦那の家にあなたたちが一緒に住むの?」と、内心思っていたようで、その不満が態度に表れていたのです。

 

そんな状態ですから、家の中はいつも険悪なムードです。夫が仕事で疲れて帰ってくると、妻から自分の両親の愚痴を聞かされる每日。本当は、自分の妻であれば、舅・姑だろうと本当の親のように接してほしかったという願望があったようです。

 

妻は「なんで離婚にまでなってしまったのかわからない……」とおっしゃっていましたが、それは傲慢さゆえに、自分の言動が夫を傷つけていることに気づくことができないからでした。自分の立場でしか物事を考えられないので、「相手にどういう事情があるのか?」ということを考えずに、自分の意見ばかり強く主張していたのです。

 

夫の気持ちを考えてみます。「親の面倒を最後までみる」という覚悟のもとに同居を始めたわけです。もちろん、事前に妻と話し合いもしています。妻はそのときは納得したように見えていたのでしょうが、内心ものすごい不満があったのではないでしょうか。妻自身、あえてその〝不満〟を見ないようにしていたのかもしれません。それが同居してみたら、不満が露骨に態度に出てきました。

 

ご主人にしてみれば、腹立たしい2年間だったのではないでしょうか。妻から自分の親の不満を聞くというのは、想像以上につらいものです。それに、この夫の場合は、覚悟を決めて両親と同居を開始したわけです。当然、妻も自分と同じ気持ちでいるだろうと思っていたでしょう。

 

もちろん、妻だけが悪いわけではありません。

 

妻の立場になってみれば、舅・姑と同居するというのは、かなりのストレスになります。ひとりで気ままにやっていた家事も、每日気を遣わないといけなくなりますし、ダラダラするのもなんだか気が引けてしまって、リラックスできるはずの家が、緊張の場になってしまうこともあります。

 

舅・姑にも責任はあります。最初は遠慮していても、なんせ息子の家にいるわけです。いくら「息子には妻がいる」とは思っていても、やっぱり時にはでしゃばってしまうのが親心。ずっと家にいて何もしないのも悪いからといって家事をやるものの、〝妻のやり方〟と違うために、妻はいい気がしません。

 

このように悪循環が悪循環を呼び、この家に住む全員が、居心地が悪くなってしまったわけです。

 

親の面倒をみるというのは立派なことです。ただし、それにはさまざまな方法があります。知識がないために選択肢が少なく、自分たちの人間性に合わないようなやり方をしてしまうと、この相談者のように家族が離れ離れになってしまうことだってあるのです。

 

 

 

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