青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

親の知識不足が子供の未来に影響する

知識不足の親に共通しているのは、幼児教育から子供のことを理解しているつもりが実際には理解できずに、未来において不登校や社会人として人と交流できない人間にしてしまう場合が多いことです。

 

うちに相談に来られた親子連れでもこんなことがありました。

 

子供は3歳くらい。遠方から泊まりがけで来ているので、その子も普段と違う状況に置かれてストレスがたまっていたのでしょう。相談中に少しでも動こうとすると、母親に「静かにしなさい!」と何度も叱られていました。

 

そして、拝殿に置いてある賽銭箱に子供が手を入れようとしたのを見て、母親がバシッと子供の手を叩きました。子供は泣きじゃくっています。

 

私は「子供は賽銭箱に興味を持っているので、泥棒をするつもりではないから、意味を教えてあげて」といいましたが、その後も動きまわる子を親は叱りつけながら何度も頭をポコポコ叩いていました。

 

私は拝殿で前を向いていると、今度は後ろから「ギャー!!」という子供の叫び声がしたので、びっくりしてふり返りました。

 

母親は何事もなかったかのようにニコニコしています。でも、子供は内またをつねられたようで、血の涙を流さんばかりに手を握りしめてひっくり返り、歯をくいしばって泣いています。

 

私に見えないところで子供の内またを思いきりつねったようです。

 

さすがに私は、「何をしたの?」と声を荒げました。

 

それでも母親は知らぬ顔をしたままで、何もいいませんでした。

 

これは躾でもなんでもありません、陰湿ないじめです。

 

また、子供の前で父親への不平不満、悪口三昧でしゃべり続ける母親もいます。

 

「お父さんがお金を入れてくれないから何もできない。ここに来るのも大変だった。離婚を考えている」という母親。その傍らで、身体を硬直させ、目に涙をいっぱいためて、「離婚させないでください」と救いを求めるような眼差しで私を見つめる小学生の子供もいました。

 

その翌日、行きつけのレストランに行ったら、そこでその親子とばったり会いました。

 

その母親が私に曰く、「昨日の夜はお寿司屋さんでいっぱい食べて飲んだ」と、とても満足そうな顔。あれだけお金がないと不満をいっていたのに……。

 

その横で、子供は、昨日と同じように身体を硬直させてじっと私の顔を見上げていました。

 

いつまでもその子の訴えるような寂しい目が脳裏に残ります……。

 

「あの子が中学、高校になったらさぞ母親に口答えするようになるだろう」

 

私の目には、その親子の過去・現在・未来の姿が走馬灯のようにぐるぐる回っていました。

 

無意識に大人の権限をふりまわしている愚かな親の態度。

 

それは、まるで子供に口答えの練習をさせるが如くの日常生活。

 

あなたはそれに気づいているでしょうか? そして何よりも我が子が抵抗できずに苦しんでいる、その心の痛みにあなたは気づいているのでしょうか。

 

 

 

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