人生を穏やかに生きていくためには、尊重し合える人間関係を築くことがとても重要です。人間関係は、あなたの言動のひとつひとつが作っていくもの。ですから、自分の性格の至らない部分を直しながら人とおつき合いをしていくことで、相手と良好な関係を築いていけるのです。
とはいえ、自分の性格を直すという行為は、容易なことではありません。これまでの自分を否定することになるため、いろいろと言い訳をつけて、「私は間違っていない。私は私」と自分に思い込ませようとしてしまうのです。
そのようになってしまう原因も、感情です。人から図星を突かれると、腹が立ってしまうのが人間というもの。自分でも本当は至らなさに気づいていても、自己否定したくないために腹を立ててしまうのです。的を得た言葉というのは、感情を揺さぶるのです。
感情的になっているときは、ありもしないことを考えてしまいます。本心では性格の悪い部分を直したほうがいいと思っていても、その方法を考えたとき、“自分が納得できる方法” でないと受け入れられず、実行に移さないのです。“自分が納得できる方法” というものは、感情的になっている自分が「ある」と思い込んでいるだけで、そのようなものは幻想なのです。
人と摩擦を起こしてしまう性格には特徴があります。
自己中心的で、我が強くて、プライドが高い人です。こうした方は怒りが根底にあるために、知らず知らずのうちに人に怒りのエネルギーをぶつけているのです。
本人はまったく気づきませんが、怒りというのは自制しない限り、言葉の端々に出てしまうものなのです。
どんなに仲がよくても、言葉ひとつで大切な絆が切れてしまうことがあります。人間と絆を築いていくのには時間がかかりますが、その絆を壊してしまうのは一瞬です。感情的な言動によって、大切な人を失ってしまうことがあるのです。
自己中心的な考え方、我の強さ、度を過ぎたプライドの高さは、「何をしたら相手は喜んでくれるか?」ということを常に念頭に置いて行動することで、抑えていくことができます。自分では自己中心的で我が強くてプライドが高いと思っていなくても、自分が気づいていないだけでどこかにそんな内面があるかもしれません。ですから、何歳になっても、自分を律しながら相手のことを考えてつき合っていくのがよいのです。
人から「我が強い」と言われ腹を立ててしまうのは、せっかくの幸福になるチャンスをみすみす逃しているのと同じです。相手だって、わざわざそんなことは言いたくないのです。でも、心配をしてくれているから言葉にしてくれるのです。自分のことを評価するのは、自分ではなく周りの人です。あなたがどんな人かは、あなた自身よりも周りのほうが冷静によく見ているのです。
そんな周囲の言葉には、謙虚に耳をかたむけたほうが、必ずよい結果が生まれます。あなたが自分の悪いところを直そうと努力するその行為は、幸福になるための行為なのです。
自分の中の感情が動いたときこそ、幸せになるチャンスととらえ、冷静に自分の内面を観察してみましょう。
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