青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

「自分はできる」という思い込み

受験や仕事、人間関係など、さまざまな面において人生の壁となりやすいものに、自信過剰というものがあります。つまり、高すぎるプライドは問題を引き起こしやすいということです。

 

たとえば、学生時代に成績がよかったとか、何かの分野でぬきんでるものがあったなど、子どもの頃にちやほやされて育った人は、そこからなかなか抜け出せないことが多いのです。

 

要するに、自分はできる人間なのだ、という思い込みが、強く染みついてしまっているわけです。

 

そんな方は、自分はいい大学に行けるはずだし、会社もいいところに行って当たり前、というように高をくくってしまうことが多いようです。

 

さらに、自分に自信を持っているがゆえに、世の中を見る目が甘くなり、今の自分の本当のレベルを客観的に見ることができなくなっていることも大きな問題となります。

 

そもそも、小、中学校時代は学年でトップクラスでも、やがて高校、大学と進むごとに学業がふるわなくなり、気がつけば平凡な成績に、というのはよくあることです。

 

しかし、一度プライドが高くなってしまうと、過去の栄光をなかなか捨て去ることができないのです。

 

それゆえ、高望みをして失敗したり、「自分はできるんだ」と自己暗示をかけるがごとくの傲慢さによってつまずく、というのがよくある失敗パターンといえるでしょう。

 

大学受験に際しても、「自分は国立を目指せる。東大も絶対、受かるはずだ」と強気で臨み、さらに、ご両親も「お前はできる子だから大丈夫」とはっぱをかけるものですから、本人は自信満々。しかし、結果としては不合格……。それでも、プライドを捨てられないために同じことをくり返し、気がつけば願望だけで終わってしまう場合は往々にしてあるわけです。

 

こういったことは、本人の問題だけではなく、両親の教育が原因であることもまた、往々にしてあります。

 

もちろん、一度や二度、失敗した時点で気づくことができたなら、それほど問題はないのですが、たかだか数回落ちたくらいで何だ、とばかりに受験をくり返し、七浪八浪までいっていながら、なおあきらめがつかず、気がついたときには二十代も後半、といったケースもあります。

 

高すぎるプライドは、社会生活においても問題を起こす原因になったりします。自分には実力があると自負して疑わないために、何かアクシデントがあると、その原因を上司や会社のせいにして、自らを省みることが少ないのです。

 

また、そういう方は、ことあるごとにプライドを振りかざす傾向があり、それが原因で社内の人から疎まれることも多いようです。

 

そういったプライドの高さで人生につまずいたケースで思い出すのは、ご主人との結婚生活のことで相談に見えた方です。相談者の方は三十八歳の女性。新婚のその方の相談内容とは、こういうものでした。

 

「何か直したほうがよいところ、妻としての欠点があったら教えてください」

 

そこで私は神にお伺いを立て、その方の欠点を告げ、さらに、

 

「夫婦ゲンカが多いようですね。妻として夫からの信用を考えていかないといけません。このままだと、ご主人が離婚まで考えますよ」

 

と言いましたら、そのとたん、その方は急にわなわなと震えだして、

 

「そんなのは違う! 夫婦ゲンカなんて一度もしたことがない!」

 

と声を荒げました。そして、反論を三十分はしゃべり続けたでしょうか。なかなか興奮が収まらないので、私もギブアップ寸前になり、

 

「もう少し、常識をわきまえて」

 

と注意しましたら、

 

「この私に常識がない? 私は大学院も出ているんです。バカにしないで!」

 

と立ち上がり、今度はものすごい剣幕で怒鳴るのです。

 

その日は、何とか帰ってもらったのですが、翌日また連絡があり、主人を連れていくから何としても会ってほしいと言われました。いくら今日は会えないと断っても、相手の方は引くような状態ではなかったため承諾すると、どうご主人を説得したものか、ご主人の運転で、青森まで相当な時間をかけて来られたのです。

 

仕事を終えたあと、そのご夫婦に拝殿に入ってもらうと、その女性はご主人に向かって、

 

「この人が言ったのよ。この顔で私を罵倒したのよ!」

 

と、昨日と同様に私を威嚇するのです。

 

ご主人はたまらず「話を聞きなさい」となだめるのですが、彼女の怒りは収まらず、立ち上がって声を荒げたり、私にひと言も話させようとしませんでした。そこで私は逆療法をとり、

 

 「あなたは優しい正直な心を持っているのに、なぜそのあったかいほうを使わないの? なぜ、プライドだけ高くして、みんなを威嚇するの? 透視をしてみると、あなたは中学生のときからそうやって威嚇してみんなに嫌われ、背を向けられている。それで対人恐怖症になったのよね」

 

と言ったところ、彼女は大声でわんわんと泣き始めました。そして、今でも対人恐怖症は続いていること、そして実は、夫婦ゲンカも毎日のようにあり、ご主人は話し相手をしてくれないことなどを打ち明けてくれました。

 

「ご主人に嫌われているのではないかと不安で、ここに来たのよね。離婚されたら困ると思って」

 

そういう私の言葉を、彼女は黙って聞いていました。本当は正直な女性なのです。

 

もとを正せば、彼女は中学時代、成績が一番で、それからというもの、常に一番でなければと思いながら生きてきたそうです。そのためにプライドばかりが高くなり、ちょっとでもうまくいかないことがあると、そんな自分を許すことができずに不安神経症にまでなってしまったといいます。

 

彼女が相談に来たのは、ただご主人の愛情を確認したかっただけなのです。しかし、プライドを守りたいばかりに、他人を威嚇し、ウソをつき、友達から疎まれるようになり、結局、ご主人にも愛想をつかされてしまったのでは、元も子もありません。

 

高すぎるプライドは、往々にして人生の仇となりやすいことを、しっかり理解していただきたいと思います。

 

 

 

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