青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

人こそ自分の鏡

 人に忠告を受けることによって自らの行いを正し、誰に見られても恥ずかしくない態度というものを身につけていくには、〝周りにしっかりと忠告をしてくれる人がいるかどうか〟、そして〝自分がきちんをその忠告を受け入れられるか〟、ということが重要になります。

 

 しかし、歳を取るにつれて注意をしてくれる人はどんどんと少なくなっていくものです。誰だって、目上の方に注意をするのは緊張しますし、ためらわれるでしょう。

 

 以前、相談者のひとりにJさんという女性がいました。彼女は私とほとんど変わらない年齢なのですが、若い頃に立ち上げた会社が大きく成長し、大変裕福な生活を送っておられました。しかし、お金とは怖いもので、会社が大きくなればなるほど、彼女の態度は誰が見ても「?」と感じるほど尊大といえるものになっていきました。

 

 例えば、少しでも相手が自分より下の人間だと思えば、鼻にもかけないといったような傲慢な姿勢を示したりしていたのです。

 

 もちろん、そんなことを繰り返していては人に嫌われてしまいます。事実、一緒にいらっしゃる方々の中から、「なんて高慢な! 」といったような評判が多くなり、彼女の人間関係は悪化の一途を辿っていきました。

 

 連絡が途絶えてから久しくなった頃、彼女が窮地に立たされていると一緒にいらっしゃっていた方から聞かされました。なんでも、会社が倒産し、大きな負債を抱えてしまったため家を手放し、生活も困窮し、今どこにいるかもわからないらしかったのです。

 

 そんな状態でも、やはり彼女の人との接し方が敵を多く作ってしまったようで、「誰があんなかわいげのない人を助けるものか! 」と怒りに満ちた声がJさんの周囲を埋め尽くしていたと言います。

 

 結局、彼女は自分の立ち上げた会社を失い、みなの前から姿を消してしまいました。しかし、この結果はJさん自身がもたらしたのだと言わざるを得ません。当初は私だけでなく、たくさんの人々が彼女に善意の忠告を送りましたが、それを無視してしまったのは彼女自身です。やがては、多くの友人や仲間は彼女の元を去り、最後は誰も注意をしてくれないし、助けてもくれないという状況に自ら突き進んでしまったのです。

 

 このような場合、人はいかにして自分の態度や行いを正していけば良いのでしょうか?

 

 もし、あなたがこのような状況にあるのでしたら、Jさんのような存在が、あなたにとって重要なものになります。つまり、Jさんのような人物を反面教師として、物事の善悪を学ぶということです。

 

「人の振り見て我が振り直せ」という諺があります。これは中国の古い書物である論語から生まれた言葉ですが、「他人の行いの善し悪しを見て、自分の行いを反省し、改めなさい」という意味を持っています。

 

 もう少し噛み砕いて説明してみましょう。

 

 人は自分の欠点や間違いを自ら見い出し、直していくことを苦手としているうえに、人の注意もなかなか聞き入れられないものです。反面、他人の欠点を見つけることはひどく簡単にやってのけます。人を笑ったり、噂は蜜の味とばかりに話す愚かな人間も多く、これは人間世界のむなしさなのかもしれません。

 

 そこで、〝人の行いを鏡に映った自分〟であると考えて、〝その人を非難する前に、自分が間違っている部分はどこか、また、それが正しい行いかどうか〟を確認していこうというのが、この教えの根本的な考えです。

 

 世間では、「人生で最高の教師は反面教師だ」ともいわれていますが、皆さんはどう思われますか? この考えを実践することができれば、直接的に忠告をしてくれる人がいなかったとしても、 自分で自分のことを顧みることができるようになるのではないでしょうか。

 

 もし、私たちがこのような考えを受け入れるようになると、〝自分にないもの〟を獲得できるので、私たちの可能性はぐんと広がることになります。例えば、働いていれば気の合わない人と作業を共にしなければならないことがあります。しかしそこで、自分の心を成長させるいいチャンスであると捉えさえすれば、嫌なことも自分の成長を促す要因とすることができるのです。まさに、災い転じて福となす。今の不幸や苦しみは、未来の幸せの準備にもなるのです。

 

 しかし、よく注意を払わなくてはならない点も存在します。それは反面教師を見た際に、「私はそんなことしないから問題ない」と自分を妄信してしまうことです。

 

 この〝己に対する妄信〟を捨て去るのはそう簡単なことではありません。むしろ、非常に難しいとさえいえるものですが、「もしかしたら自分も?」という、クエスチョンを持たないことには、客観的に自分を捉えることなどはできません。

 

 つまり、心の底の本心から、己を変えていこうという強い意志を持っていないと、たとえどんなに最高の教師がそばにいたとしても、そこから学ぶことは表層を撫でるようなもので、本当の意味での内省にはいたらないのです。

 

 それ故に、自分の性格の欠点に気づくことができなかったり、または気づいていても受け入れられない、聞き入れられないというような頑なな状態になってしまうことも多くあります。

 

 ここでお話ししてきました、〝人の振り見て我が振り直せ〟という言葉にはもうひとつつけ加えておくべきことがあります。それは、悪いことだけから学ぶことを意味をしているわけではないということです。

 

 誰かの行いで素晴らしいと感じるものがあるのでしたら、それを率先して自分の中に取り込み、己のものとして、手に入れることだってできるのです。

 

 ですから、自分の身の回りのすべてが自分の鏡であるということを知り、絶えずそこから学ぼうとすれば、私たちは自身の成長速度を飛躍的に早めることが可能なのです。

  

 

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