男と女――。
同じ人間なのですが、もうまったく違いますよね。お互いに「女は何を考えているのか分からない!」「もう、男って本当に何を考えてるの!」と言うのが常です。そのくらい、考え方が違うのです。
しかし、私たちはコミュニケーションを取ることで理解し合ったり、歩み寄ったりするわけです。
今回このテーマにしたのは、メルマガの相談の内容で、夫婦関係の相談事というのが非常に多いからです。夫婦関係の問題はさまざまですが、問題に発展するまでの過程というのは、実はどれも同じような間違いをお互いに犯している場合が多くあります。
今回は、お互いにこれをやっては絶対にいけないということを明確にしたいと思います。これを守ることは、夫婦円満のコツと言えるでしょう。
まず始めに、女性側についてお話をします。
外で友人や知り合いなんかと話していて、自分の夫の悪口をいう方がいらっしゃいます。よく、笑い話なんかになったりしますが、これは絶対にやってはいけません。
そもそも、その夫を選んだのは自分自身です。関係をうまく築けていないのは夫だけのせいではなく、自分にも原因があったわけです。そこに気づかなければいけません。気づいていないからこそ、悪口を言ってしまうんですね。
もちろん、夫の悪口を友人なんかと話すことでストレス発散になるのかもしれませんが、そんなストレス発散法ではなく、もっと楽しいことをして発散してほしいものです。人を陥れてストレスを発散しているようでは、悪いカルマを積み重ねていることになってしまいます。
また、自分の子どもに父親の悪口をいう方もいますが、これも絶対にやってはいけません。
子どもに悪影響を及ぼします。母親と子どもが味方同士のようになって父親を蔑むといったこともありますが、そのようなことをしていては、将来、その子どももそういうことをするようになってしまうでしょう。
次に、夫を立てないこと。
これもよくありません。夫を立てるというのは、男女平等とか、そういった思想とは違う話です。テクニックと言ったら男性の方に失礼かもしれませんが、やはり、夫婦がうまくやっていく秘訣でもあるわけです。
みなさんは、夫を立てない女性を見ていて、気持ちがいいでしょうか? 「強い女性で素晴らしいな!」と思いますか? 思いませんよね。それよりも、控えめで夫を立てている女性を見たほうが、「なんて素晴らしい人なんだ」と思うはずです。
夫を立てるというのは、「男性が上で女性が下」ということではありません。
“夫婦のあり方”として、そのほうがうまくいきますし、美しいのです。あるべき姿だと言えるでしょう。
次に、男性です。
一番やってはいけないことは、人前で自分の妻を叱りつけることです。「何をやってるんだ!」「しっかりしろ!」。自宅で相談を受けているとこういう光景をよく目にするのですが、もう目のやり場に困ってしまいます。
このようにして人前で自分の妻を叱る方は、家のことを何もしなかったり、妻のことをまるで家政婦のように扱っていたりする場合があります。
結婚というのは、ひとりの大人の男性とひとりの大人の女性が家庭を作り、人生を共に歩んでいくこと。こういったことをしていては、やがて愛想をつかされてしまいます。
先ほどの女性の場合と同様、外で自分の妻を褒める男性というのはとても素敵です。男性なのですから、それくらいの余裕があってしかるべきなのではないでしょうか(笑)。
次に、家のことを何も手伝わないということ。
家はお互いの協力のもとに築きあげていくものです。ましてや、昨今では夫婦共働きという家庭が普通です。であればこそ、ふたりの協力なしでは、あまりに妻の負担が大きくなってしまいます。
洗濯をしてあげるとか、食器洗いをしてあげるとか、そのくらいしてくれるだけでも女性というのはうれしいものです。ふたりは一生のパートナーなのですから、協力することが大切なのです。
夫婦関係を円満にするにはお互いの役割を貫徹することが大切です。お互いの役割をしっかりとこなしながら協力し、歩み寄る。お互いに自分の意見だけを主張していてはうまくやっていけません。
元々はあかの他人同士なわけですから、時にはぶつかることもあるでしょう。そういったとき、そのままうやむやにせず、きちんと冷静に話し合ってひとつひとつ解決していきましょう。
お互い違う性なわけですから、お互いに尊重し合いながら、お互いに相手をコントロールし合うことが必要だと思います。
また、素敵な夫婦の間にできた子どもというのは、将来幸せな家庭を築くことができるのです。
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