青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

親しい間柄こそ感謝と謝罪を大切に

 ここにひとつのデータがあります。夫婦が1週間のうちに一緒にいた平均時間が35時間半で、会話した平均時間は12時間となっています。これを7日間で割ると、1日辺り平均5時間を共に過ごし、会話は1時間20分行っていることになります。これをみなさんは多いと捉えますか? それとも少ないと思われるでしょうか? この調査では、約60%の人々が、質・量ともに少ないと不満を感じているそうです。

 

 では、不満を感じているにも関わらず、なぜ、このような結果になるのでしょうか。仕事で疲れているとか、子育てで時間がないなど、理由はさまざまありますが、最大の要因は〝慣れ〟にあるのではないでしょうか。

 

 長年、連れ添っていますと、どうしても相手が自分と一緒にいてくれることが当たり前のことになってしまい、感謝の気持ちや相手に対する思いやりを表現することがなくなっていきます。さらにその度合いが深まっていきますと、妻のサポートを当然のこととして受け取る夫や、夫の頑張りは当たり前のことだと勘違いする妻が出てくるものです。そんなことを長い間続けていけば、夫婦間の会話が減っていくことは避けられません。

 

 もちろん、会話が減少してしまえば、ふたりで培ってきたコミュニケーションは劣化していきます。会話をしていないのですから、それも当然のことです。そして、たいしたことでもないことで喧嘩が勃発。お互いのコミュニケーション能力が低下しているので解決の糸口が見つからず、喧嘩は長期化してしまいます。

 

 私ども夫婦も、結婚して30年以上の時が過ぎました。その間、みなさんと同じように、些細なことで喧嘩を繰り返してきたものです。でも、私はあるとき気づきました。

 

 『相手が誰であれ怖い〝慣れ〟への過信』でお話ししました「あれ、これ」といった、言った言わないの喧嘩からもわかるように、普段の生活における些細な喧嘩では、ほとんどの場合どちらか一方だけが悪いということはありません。

 

 

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 理由は些細なことにも関わらず、慣れの中で深く考えもせずに言い返してしまうので、話がややこしいことになってしまうのです。

 

 ですから、夫婦喧嘩では(ほかの人間関係でも)〝謝る 〟が鉄則です。そのことに気がつくことができると、「ずいぶんと無駄な喧嘩をしてきてしまった」と、多くの方が感じることでしょう。

 

 そもそも、夫婦間に勝ち負けなんてあるのでしょうか? 私たちは、パートナーと争うために結婚したわけではありません。あなたの妻、もしくは夫は、戦う敵ではなく、あなたの味方です。本来、勝負をするのではなく、手を取り合って事に当たるパートナーのはずです。

 

 それなのに、喧嘩の勝ち負けですとか、どっちが正しいのか悪いのかなどと、主導権争いをしても何も良いことなどはないのです。本来、お互いが〝共に生きる存在〟なのですから、その伴侶に対して甘えすぎて、自分勝手な行いばかりを繰り返していては、失ってから初めて悔いを残すことになってしまうのです。

 

 そこでまずは、「自分が正しい! 」ですとか、「相手が間違っている! 」という考えを捨てなくてはなりません。つまり、妄執を捨て去る必要があるのです。

 

 考えてもください。重要なことは、自分の考えの正しさを主張することでしょうか? 何よりも心掛けなければならないのは、〝ともに心穏やかに過ごすこと〟です。夫婦円満とは誰もが知っている言葉であり、望むものでしょう。しかし、頭ではわかっていても、なかなか思い通りにいかぬのが、世の常なのかもしれません。

 

 では、その大切な人生の伴侶とより良い関係を築くにはどうすればよいのでしょうか。その答えはとてもシンプルです。お互いがお互いのことを思いやり、相手の立場になって考えてみる。ただそれだけなのです。

 

 そうやって相手の気持ちを慮っていくと、自分の正しさの主張はもちろんのこと、「自分ばかりが謝っている」という不満は、些細なことでしかありません。もし、それでも「謝って損をした」などと気になってしまうようでしたら、夫婦間以前の問題として、人として本質的なところから、己を省みていかなくてはなりません。

 

 夫婦喧嘩に限らず、人間間で諍いが起きているときは、双方がヒートアップしているものです。冷静さを失った状態ですから、まともな受け答えや、建設的な対話など望む余裕さえない場面もあるでしょう。それに人間というものは、どちらかが頭を下げると冷静さを取り戻すことができるものです。一歩引いて見るようになれば相手の言うことに素直に耳を傾けることもできますし、怒りで見失っていたものを再び見やることができるのです。

 

 もちろん、人間ですから生きていれば腹の立つことや納得できないことがあって当然です。夫婦間の喧嘩がゼロになるわけではありませんが、危機と呼ぶような喧嘩は少なくなりますし、夫婦がお互いを思いやる心を思い出すことができます。

 

 それなのに、夫婦間の理解不足をそのまま放置していては、歯車はずれていくばかりです。やがては夫婦関係の再構築を諦めてしまうことに繋がり、ただの同居人として過ごしてしまう方も多いのが実情です。本当はお互いが大切に思い合っているはずなのですから、こんな悲しい生活はありません。そのような未来を避けるためにも、「相手の否定・押しつけ・自分優先」というものは、夫婦の間において改めるべきことであり、より良い家庭を築き上げていく上で、非常に重要なことになってくるのです。

 

 人は誰かに批判されると反発心が起きます。反抗期の子どものようですが、これは人の持つ自己防衛本能です。

 

 例えば、友人があなたの欠点をずばずば批判してきたとします。その欠点に自覚があったとしても、あなたは相手の批判に感謝する以前に、反発心が起きませんか? ですから、関係性が濃く、慣れの中での遠慮のない夫婦間においては、相手の批判に対して批判で応戦してしまうと、大きな喧嘩になってしまうことがあるのです。

 

 批判に対する批判、そのまた批判と、非難合戦の応酬には切りがなく、行き着くところは〝孤独〟の二字です。

 

 ですから、パートナーとの間に喧嘩が起きそうになってしまったら、多少、納得がいかなかったとしても、まずは相手の投げたボールをしっかりと受け止め、相手の受け取りやすいように投げ返してあげるように努力することが大切です。

 

 喧嘩をしても、生涯を共に暮らすのが夫婦です。その長い時間の中では、腹立たしさを感じることもあれば、反対に慈しみの心に溢れるときもあるものです。互いが互いを必要として共に生きているのですから、一時の腹立ちや喧嘩でとことん感情を剥き出しにしてぶつかっていくのではなく、建設的な対話とコミュニケーションを心掛けていかなくてはなりません。

 

 

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