青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

どんな人でも、試練がある

 どんな人でも、多かれ少なかれ、人生の壁、すなわち試練があります。

 

 しかし、試練を乗り越えてきた人は、その苦労した経験を新たな知識として、必ずその後の人生に役立てることができます。

 

 例えば、こんなケースがありました。

 

 若い頃、あるスピリチュアル系の団体に入っていて、そのグループがよからぬ方向に進み始めたことから、そこを抜けるべきかどうか悩んだ男性がいました。

 

 当時大学生だった彼にとっては、そのグループの代表である霊能者が説く教えによって、それまでの暗い人生に初めて希望を見出し、長い間、そのグループの中で活動することが生きがいだったからです。

 

 そのグループでは、従来の宗教では人は救われず、理想社会も築けないとし、一人ひとりが目覚めることでユートピアを築いていこうと会員に呼びかけ、スピリチュアルな世界からのメッセージを一般読者に向けて発信していました。

 

 ところが、代表である霊能者が精神バランスを崩して、「自分こそが世界を救う救世主である」と言い出し、会員(信者)たちもそれを鵜呑みにして狂信的になり、自分たちが否定していたはずの宗教団体の組織化へと向かおうとしていたのです。

 

 やがて、上層部が会員を欺く金銭的な問題を起こしたり、人を惑わすようなメッセージを出すようになったことから、彼はそこに留まるべきか脱会すべきか大いに悩んだ結果、上層部に公開質問状を出し、会員に警告文を発した上で脱会したそうです。

 

 彼にとっては、情熱を注いだ対象だっただけに、その過去を否定することは自分自身を否定することにもなるので、脱会を決断するまで迷ったそうですが、彼の予想どおり、やがてそのグループはスキャンダルが明るみに出て自然消滅していきました。

 

 後に、グループを離れた彼の姿を透視したところ、炭の入った藁袋の中からスポッと抜け出して、雪道の上を一人で歩いている彼の姿が見えました。

 

 これは、彼が苦労しながらも、越えなければならない壁を乗り越え、自分の足で新たな道を歩き出している姿を表わしていました。

 

 もし、彼が我を張ってそのグループにしがみついていたら、また新たなカルマを背負うことになったでしょう。

 

 しかし、「この経験から自分は何を学ぶべきなのか?」「どんな縁、カルマがあったのか?」「自分はこれからどちらの道に進むのが正しいのか?」と自らに問い、答を見いだして一歩前に踏み出すことによって壁を乗り越えられた。すなわち、そこで気づくべきことに気づいたのです。

 

 今、その男性はこれまでの経験と知識をいかして、精神世界の分野で仕事をしています。

 

 その時は苦しかったでしょうが、今となっては、その時の体験がその後の彼に人生にプラスに働いたのです。

 

 このように、気づけば運命は変えられる。気づけば必ずプラスに転じられるのです。

 

 もしあなたが、今、苦しいこと、困難な壁にぶつかっていたとしても、それがマイナスのままで終わるわけではないことをどうか知ってください。

 

 誰でも、自分の魂が目指している人生の山があります。

 

 そこを登る途中の道は険しく、例え苦しくとも、登りきることができれば、必ず道は開けるし、後は楽になります。

 

 もしも途中、谷底まで落ちたとしても、後戻りはできず、再び登り始めるしかありません。

 

 山頂まで登りきるためには、カルマに気づいて、魂を軽くすることです。

 

 魂が重くては、登りきるのは難しい……。

 

 なぜなら、カルマを抱えたままの重い魂は、我欲という磁石によって暗やみ、すなわち、不幸の原因にしがみついてしまうからです。

 

 幸せという山の頂に至りたければ、カルマという重荷を少しでも減らすこと。

 

 魂が清く、軽やかであれば、多少の苦労はあっても、すぐに頂上まで到達できます。

 

 そこには、あなたがそれまでに味わったことのない幸せと喜びが待っています。

 

 苦労は、それが報われるための準備期間です。

 

 だからこそ、意味のある苦労をしていただきたいですし、必ず苦労が報われるその時まで、どうか歩みを止めないでいただきたいのです。

 

 それは小さく、わずかな一歩かもしれません。

 

 でも、その着実な歩みこそが、カルマという重荷を一つひとつ脱ぎ捨てながら試練を乗り越え、やがては幸せへとつながる道なのですから。

 

 

 

 

「運命が丸裸になる」と、

驚きの声、声、声!!

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