カルマというのは、過去に何らかの縁があった、わかりやすく言えば、つながりがあったということです。
それともう一つ、同じ欠点を持っている魂同士だからカルマを共有する関係になる、ということもあるわけです。
そのために、同じ困難に出会い、同じ苦しみを味わう出来事に遭遇することになります。
親や兄弟、姉妹、親類縁者、職場の上司や同僚などの仕事仲間、あるいは友達同士、恋人同士、一過性の知人、趣味やスポーツなどの仲間同士という形で。
いずれにしても、つながりがなければ出会うこともなく、出会ったとしても関係が続かないでしょう。
ある程度深い関係があり、その関係が一定期間続くということは、何らかの共通のカルマがあるということで、お互いにそこに気づくべきこと、学ぶべきこと、克服すべきことがあるのです。
仕事仲間の例をあげましょう。
仮に、上司が部下を指導する際、仕事を通して、部下が自分の不足や未熟な点に気づいて自ら成長する努力をするように叱咤激励するのが上司の務めであるとも言えるわけです。
すぐに結果を求めて何でもかんでも口を出したり、文句をつけたりする。反対に、部下に仕事を丸投げして上司としての責務を果たさないのは、部下が気づけないばかりか、上司にとっても悪いカルマの上塗りです。
上司と部下の関係は、嫁姑の関係にも似ていて、人生の先輩と後輩の関係にあたります。
それに加えて、カルマを共有する修行仲間だという原点に立ち返ることができれば、お互いに学び合う関係としての自覚を持って、共に幸せロードを歩めるのです。
上司が部下に対して、同じ職場や仕事を通して、知識や技術を身に付けながら能力と同時に精神的な成長を遂げていけるように導くことができれば、上司もまた部下が努力をしている姿を鏡として、さらに成長していけるでしょう。
そのようにお互いに気づき合い、成長し合える関係になれれば、本人はもちろん、周囲の人たちとも調和しながら、必ず幸せへとつながっていくはずです。
私自身、いくつかの出版社さんとのおつき合いの中で、何冊もの本を出版させていただいているのは、それらの書物を通してできる限り正しい知識を読者の皆さんにお伝えしたい。それと同時に、例え血縁でなくても自分の後を継ぐ者にもしっかりとそれを伝えて、後世に遺しておきたいからです。
これを遺しておけば、気づいて直す心がまえができ、その人自身が救われる。
ここで土台をしっかり築いておけば、後に続く人たちの気づきの灯台になるのですから。
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