青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

和合の精神

親として、子どもに教えていかなければいけない「価値観」があります。それが、“共存”というものです。

 

これは、親自身がよく理解し、自らも “共存” といった生き方を実践し、その素晴らしさを身をもって知っている必要があるでしょう。親が体現していないと軽い言葉になってしまい、いくら教えても子どもは吸収できないのです。

 

私たちは、ひとりでは生きていけないと頭では知っています。助け、助けられ、どんな人でも必ず誰かのお世話になることで生活できているんだということを理屈では理解しています。

 

しかし世の中を見れば、“個性” というものを勘違いしてとらえてしまい、自己中心的な生き方をする人がとても増えているように思えないでしょうか。「自分さえよければいい」とばかりにやりたい放題。世代間のコミュニケーションも少なくなってきました。

 

「昔はよかった」などと言うつもりもありませんし、今の時代のほうが思想も、科学技術も進歩し、確実に住みやすい世の中にはなっているでしょう。インターネットによって物理的な距離を飛び越え、世界中の人とリアルタイムでコミュニケーションをとれますから、昔よりも人とつながりやすくなってもいます。

 

しかし、“個” を中心にすると思考のベクトルが自分にばかり向いてしまうので、自我がどんどん発達して、いつも「自分」の利益のことばかり考えるようになります。

 

人間が10人いて、すべての人が共存の関係で結ばれ、ひとりひとりがほかの人のために行為をすれば、その集団はうまく回ります。しかし、その中にひとり自己中心的な人物が入れば、皆がいろいろな知恵を振り絞って自分の利益が最大になるように行動するようになってしまうでしょう。

 

万物は流れて留まらない、常に形を変えていく無常なものなのに、人間はその絶対的な真理に逆らい、自分のところに利を留めておこうとすることによって執着が生まれ、「手放したくない」という苦悩が生まれてしまうのです。

 

しかし、その感情は幻想でしかありません。万物は人間がどうあがいても真理を変えることはなく、常に変化して流れて留まらない、無常なものです。

 

執着心が生まれると、手に入れたものを奪われまいと人間は心の中に “怒り” を抱えてしまうので、周囲と摩擦を起こします。人間関係でも同じです。自分に執着することで相手と摩擦を起こした結果、周囲から嫌厭されてしまうのです。

 

個性を子どもに教えるのは非常に大切なことですが、親自身が個性というものをちゃんと理解していないと、子どもはすぐに勘違いをしてしまうでしょう。自分自身を大事にするには、まずは人を大事にする必要があるのですが、この順番を間違ってしまうと、人への優しさのつもりが、裏を返せば自分の利益を望んでいるということも往々にしてあるのです。

 

人は人からお世話になったり優しくされると誰でも気持ちがよくなるものですし、「何かお返しをしたいな」と思うものです。人との会話でも、自分のことばかり話す人より、自分に興味を持っていろいろ質問してきてくれる人と話していたほうがうれしいのです。

 

また、何か頑張るにしても、人間というのは自分のために頑張るのと、誰かのために頑張るのとでは、結果に圧倒的な差が出てきます。もともと人は、誰かのために頑張るほうが能力を発揮できるようにできているのです。なぜなら、人間という存在そのものが発展していくためには、ひとりひとりが皆のために動いたほうが効率がよいのです。人間は “個” としては非常に弱くて脆い存在だからこそ社会を作り、みんなで頑張って生きていくのです。

 

自分ひとりだけの利益のためにどんなに努力をして成功したとしても、誰も喜んでくれる人がいなければ、その成功から得られる幸福感は一瞬のものでしかありませんし、虚しくなってしまうだけです。

 

これは、自分のために頑張ってはいけないということではなく、“人のために頑張るということが、自分のために頑張るということ” なのです。考える順番が違うのです。先に自分ではなく、相手のことを考えることこそが、自分のためになるのです。

 

それが真のコミュニケーションというものであって、自分のためだけに頑張るというのは、人との間にコミュニケーションが成立しないので、幸福が生まれないのです。幸福というのは、人間と人間のコミュニケーションの中から生まれ、感じるものです。

 

こうしたことを、言葉を尽くして子どもが小さい頃から伝えていくと、その子は人に囲まれた幸福な人生を送っていくことができますし、親の心配はなくなります。

 

「子どもだからわからないだろう」と考えるのは親の知識不足です。言葉を尽くしてわかるように話してあげれば、子どもは必死で親の言葉の意味を考えます。その考えるという行為が、幸福を呼び寄せる “因” となるのです。

 

 

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