人生を正しく生きていれば、物事を教えてくれ、適切なタイミングで上に引き上げてくれる人と出会います。こうした人はまるで親のように、慈悲深い感覚であなたを見守ってくれます。
このような人は、適切な知識を持ち、自分を戒め反省をしながら生きてきた人です。
生きていく中で、このような “人生の師” を見つけることは非常に大切なことです。人は自分だけの力では限界があります。だからこそ、人間関係が存在するのです。
あなたが感情的になって、判断を間違ってしまいそうなとき、このような人は本当の利(人生に役立つこと)を教えてくれます。自分の失敗した経験をも包み隠さず話し、親身になってあなたを正そうとしてくれます。
しかし、あなたがいつもその声を無視するのならば、やがて相手は離れて行ってしまうでしょう。いくら慈悲深くても、あまりにも気づけない人のことは見限ってしまうこともあるのです。それは、相手の度量が小さいのではなく、あなたが自分の行動を間違えてしまった結果なのです。
ただし、この結果も一時的な通過点にしか過ぎません。もしも本当に改心して行為を正し、相手にその姿を見せることができれば、また温かい心で見守ってくれるようになるでしょう。
こうした人との出会いは、ただ悠長な毎日を送るだけでは叶いません。正しい目的意識を持ち、それを成し遂げるために努力していなければ、相手はあなたを見つけることができないのです。正しい判断力を持った人と出会うためには、自らもその道を歩まなければいけません。
慈悲のエネルギーを持っている人は、正しい道を歩もうとしている人を見つけ、正しい知識を与えようとします。あなたが努力しても成し遂げられず、心がくじけて前に進めなくなったとき、こうした人が現れて助けてくれるのです。
人生の師との出会いは、未来を大きく変えるほどのインパクトがあるものです。
「あのとき、あの人がいてくれなければ今頃どうなっていたことか……」
「あのとき、あの人が教えてくれたから今の自分がある」
人生で出会う数々の困難も、人生の師がいれば相談し、適切な助言を得ることができます。こうした人が身近にいるというのは、大変心強いものです。
私にとっては母親が人生の師でした。この仕事が嫌で反発してしまったこともありましたが、いつも温かく見守ってくれ、助言をくれました。母は私に大切な話をするときは、着物姿のまま正座して向かい合い、「どうしたの?」「理解はしたの?」「わかればいいよ」と言うだけで、口うるさくすることはありませんでしたが、私にとってはいちばん緊張する瞬間でした。
若い頃は自分の運命を恨んだこともありましたが、今ではこの人生でよかったと思えています。それも、人生の師である母がいてくれたからだと思います。
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