青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

会話の基本

会話の基本は「相手の話をよく聞く」ことから始まります。私の仕事も、神の言葉を聞いて相談者の方々に正確に伝えるというものなので、自身の知識を深め、理解力を高めることがとても重要になってきます。

 

ところが相談者の方の中には、私の話を聞かないばかりか、自分の感情のみを言うのに必死で、「何のためにここに来たのかしら?」と思う方もいらっしゃいます。また、「話を聞く」ことの意味さえ理解していない人があまりにも多いことに、あらためて驚かされています。

 

退職後の再就職に関する相談でお見えになった男性も、そういった方の中の一人でした。私が相談の詳細は述べないように伝えたにもかかわらず、彼は自分がこれまで上げてきた業績のことや、一緒に働いていた人たちがいかに無能であったかという悪口を延々と言い立てました。私の言葉は完全無視です。そして、部下たちをどれだけ引き立て、育ててやったのかという自慢を話し続け、最期に「どんな企業が優秀な自分を待っているのか」と聞いてきました。

 

しかし透視をしてみると、威張りちらしている態度から職場ではとても嫌われているし、部下に至っては彼の話を聞き流しているだけ。もちろん子会社への再就職も見込めず、会社を挙げて早く退職してくれと言わんばかりの状況が見えてきました。

 

また会社だけに限らず家庭の中でも、更年期障害に苦しむ妻の辛さなどおかまいなしに、「自分が家族を食わしてやっているんだ」と威張り散らしている姿が見えます。三十年もの夫婦生活がありながら、感謝の気持ち一つ持たない夫に我慢だけを強いられた奥様が愛情を維持していられるはずもなく、洗濯物を一緒に洗うのさえ憚るような精神状態になっているようです。

 

神からのメッセージとして「あなたは自分がとても優秀な人間だと思っているようですが、周囲の人たちはまったく逆の印象を持っているようですよ。自分勝手でワンマンな態度を続けていては、新しい職場はおろか、継続雇用すら難しいでしょう」と伝えました。それを聞いた男性は、「テレビで見てる時は優しいと思ったのに。俺はそんな話を聞きたくて来たんじゃない。本当にキツイ女だな」と吐き捨てるような言葉で、何を言っても結局通じませんでした。

 

神の言葉を聞くために、私の神殿を訪ねていらしたにもかかわらず、神の言葉を聞くよりも自分が話し続けてしまう……。

 

これでは誰と一緒にいても、独り言を言っているのと一緒です。

 

一方通行では決して、縁は育まれません。

 

自分の話をするだけでなく、相手の興味とやさしい気持ちを持てば、話を聞く余裕も生まれます。会話の途中で口を挟むようなことをせず、相手の話を尊重するとご縁は自然と広がっていくものです。

 

 

 

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