トラブルの原因は人によってさまざまですが、相手の話をちゃんと聞いていなかったり、自分の気持ちや考えを言葉にしてきちんと相手にわかるように伝えられていない場合が多いようです。
それが家族であれ、職場の人であれ、相手のことをわかっているつもりになっていたり、自分のことをわかってもらう努力が足りない……。要するに、“表現ベタ”、言葉づかいの問題です。
トラブルを抱えている人の原因を透視すると、相手との間での言葉によるコミュニケーションがうまく噛み合っていないことがよくあるのです。
そのような方は、私が話をお聞きしている時にも、話のつじつまが合わなかったり、自分の言いたいことだけを一方的に話し続け、いつ・どこで・誰が・何を・どうしたという要点をこちらにわかるように話をするのがとても苦手です。
「自分のことをわかってくれない」という前に、自分の話し方、伝え方に問題があることに気づいていない、それが誤解やトラブルを生む原因となっていることが実に多いのです。
表現ベタの方は、往々にして人の話を最後まで聞くことができず、それを指摘しても、自分の欠点や間違いをなかなか認めようとしません。
なぜならば、そのような人の場合、相手の気持ちや話の内容を深く理解しようともせず、その場その場で「はいはい」「わかった、わかった」と適当に返事をしてしまい、ますます意思の疎通ができなくなって、やがて双方に不満がたまっていくことになります。
このように、トラブルや喧嘩、争いの根っこには、意思の疎通がちゃんとできていない、すなわち理解不足があるのです。
自分は表現ベタかもしれないと思ったなら、相手のせいにせず、自分の欠点を素直に認めて、直していけばいいのです。
そのためには、まずは聞き上手を目指し、相手の言葉を最後まで聞くように心がけ、相手の気持ちや本音を理解できるように訓練することです。
例えば、知人との会話やテレビを見ている時など、「この人は話が上手だな」と思う人がいたら、それらを学ぶのもいいでしょう。話題の進め方、相手への配慮、間の取り方など、いろいろ学べることがあるはずです。
家族であれ、職場であれ、人との良好な関係を育むには、何といっても会話、正しい言葉づかいが大切です。
会話とは、文字どおり、独り言や一方通行の報告や通達ではなく、今、会っている相手ときちんと話をすること。
正しい言葉づかいとは、自分の家の中だけや特定の人だけに通じる言葉ではなく、初対面の人にもちゃんと理解できるような言葉で話す技術や知識です。
それができるようになれば、家族はもちろん、いろんな人と意思の疎通ができるようになり、不要な誤解やトラブルを避けられるようになると思います。
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