家と家が交流を持つようになる結婚では、夫婦間以外の問題が起きることもあるのですが、相談を受ける割合が多いのが、“嫁姑問題” です。一度こじれてしまうとお互い怒りをぶつけ合い、家庭内だけでなく、親類縁者も巻き込むトラブルに発展することも珍しいことではありません。
最近では少なくなってきていますが、結婚したら夫の家に入り、2世帯で暮らすのが一般的でした。時代と共にそういった家庭は次第に少なくなったので、嫁と姑が同居することは珍しくなりましたが、それにもかかわらず嫁姑問題の相談が減ることはありません。
ただし、昨今の嫁姑問題は、昔とは様子が変わってきています。
20年ほど前の嫁姑問題といえば、嫁と姑の同居問題から起きる台所争いや、家の中での主導権の取り合いが多く、その家の先輩である姑が “いびる” という構図が多かったのです。
その構図が、昨今では逆転しているようです。
この20年で日本の社会は大きな変革を遂げ、「家族」というものも形を変えてきました。
親と同居する形は今では少なくなり、専業主婦になる女性も減って、共働きというのが普通です。
また、女性が大学を卒業し、経済的に自立ができ、昔と違って学歴もあるんだという自信を得たことはとても素晴らしいことなのですが、その陰では、傲慢な心が生まれてしまう人がいることも事実で、ここに強い「我」が生まれて衝突の原因となってしまうようです。
結婚当初はなんでも「はい」と聞いていたのが、年月が経つほどに慣れの中で、実は内心にあった「自分は大学も出ているし、働いて収入も得ている」というプライドが頭をもたげてきて、事あるごとに反発するようになってくるのです。
嫁はまさか自分の「我」の強さによって姑との間に摩擦が生まれているとは思いもせず、
「お義母さんは漬物の作り方を教えると言うけれど、そんなの作らなくたって買えばいいのよ!」
などと、自分の意見を述べているだけだと思っています。
姑はただ、孫たちがやがて大学に行くときのため、漬物は野菜でもありますし、自分で作れば経費節約になると思ってのことなのですが……。
やがては、自分たちの “幸せ” のためでもあるのに__。
仲が悪くなるにつれ、姑に対して嫌がらせまでするようになってしまったという人もいます。
嫁が一方的に悪いと結論づけることはできませんが、こうした嫁と姑の摩擦はよく相談されることで、共通する点は、娘を嫁がせた親たちが、嫁姑のトラブルに対して、自分の娘の一方的な話だけを聞いて、それを信じ込み、姑に対して怒りを持ってしまうことです。
親が娘に欠点を指摘して直させることはせず、反対に、親が娘に放つ言葉は火に油を注ぐかの如く、言葉の応援をするのでは、結局、嫁姑の摩擦による火種を消す人もいないまま、やがて騒ぎは終局(離婚)を迎えることになってしまうのです。
嫁という立場から娘へと戻り、実家に帰ってくるのですが、その娘は “姑に対するのと同じ” で、親との口論が絶えなくなります。
そこで親が我が子の性格に気づくもすでに遅く、その娘の姿は親そのものの姿でもあったのです。家庭内の連鎖が息づいていた結果でした。
こうした光景は、相談者の方たちの口からは決して語られることはない。私が透視によって神様から見せられたものです。
このようにトラブルを起こしてしまう嫁も、自分が姑との話を誇大に話していることはわかっているので、実際に離婚をしてしまうと、「あの人はいい人だった……元に戻りたい!」と泣いて悲しむ姿も多く見てきました。
親たちが人生の先輩として、娘の性格を日常から見抜き、知っておくことも大事であり、大切な娘を「離婚」という形で泣かせ、悔いることになるとは、本当に残念でなりません。
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