自分らしい花を咲かせる場所、自分の才能や長所を活かして輝ける場……。
実のところ、それはその人自身の魂が決めてきています。
私たちは輪廻転生をくり返す中で、誰もがカルマを積み重ねています。
カルマがあるがゆえに再びこの世に生まれ変わることを決意し、心(魂)を磨くための新たな道のりを定めたうえで生まれ変わってきているのです。
ここで改めてカルマについて説明しましょう。
カルマとは、その人がこの世で成したすべての行い、業です。
カルマには、人として望ましい良いカルマと、人として望ましくない悪いカルマ(罪)があります。
よきにつけ悪しきにつけ、そのカルマは、前世(過去の人生)から現世(今の人生)に引き継がれ、現世のカルマはまた来世(次の人生)へと引き継がれていきます。
そして、そのカルマによって生まれ変わる前にあらかじめ定められているものが運命です。
宿命などと呼ばれることもありますが、要するに、よいカルマ、すなわち持って生まれた才能や長所を活かしつつ、少しでも悪いカルマを解消して、スピリットを成長させるための人生の道のり、まさに「命を運ぶ」のが運命です。
つまり、人生とは、辛く苦しい困難な状況の中にあって悪いカルマを克服し、周囲の人たちの助けを得ながらよいカルマを活かして人の役に立つための道のり、ともいえます。
その意味で、運命とは、悪いカルマを解消するための魂の研磨剤であるともいえるのでしょう。
荒々しい原石を、ピカピカにきれいな状態に磨いていくためには、厳しさや困難さがともないます。
しかし、その研磨に耐えてこそ、魂が浄化されて輝きを放ち、成長していくのです。
では、あなたの運命を決め、魂のシナリオを書いたのは誰なのか?
それは、ほかならぬ「あなた自身」です。
なぜそういえるかというと、私自身が神から生まれ変わりの仕組みを見せられたからです。
人は死後、霊体(魂・スピリット)となってあの世に帰ります。
それぞれのスピリットは、それまでの人生で自分が成長したカルマを、よきにつけ悪しきにつけすべて神仏によって清算されます。
そして、その結果を踏まえて次に生まれ変わるためのチャンスが与えられ、魂を磨くためにどのような人生を歩めはよいかについての審査が慎重に行われます。
これをこの世の会社に例えていうと、審査をされる人は一般社員に当たります。
それに対して、係長、課長、部長、社長などの役職があるように、あの世にも魂の審査を担当するスピリットたちがいて、それぞれランクがあります。
そのランクを決めている基準は、魂の清らかさ、人としてあるべき理想の姿をどれだけ兼ね備えているか、です。
つまり、死後あの世に行くと、生前のカルマが清算され、同時に、転生後にどんな人生を送るかについて、より上位の魂たちによって慎重に審査されるのです。
これは部下がワンランクずつ上の上司に報告し、決裁を仰いで承認を得ていく、という形に似ています。
この世の会社との違いは、あの世において清算されるカルマ(業績)は、生前の学歴、職業、地位、名声、財産などではなく、あくまでもその人の心のあり方、魂の尺度によってはかられることです。
要するに、どれだけ心がきれいか、人としてあるべき姿にどれだけ近づいているかが問題で、人としてやってはいけない罪が多い人ほどカルマが重い、ということです。
生前自分が成したカルマがすべて清算されるわけですから、あくまで自己責任です。
そして、一人ひとりのカルマの清算に応じて、本人が上位のスピリットからの助言と承認を得ながら、次に自分が生まれる人生のシナリオを描いていき、最終的に最も位の高いスピリットである神の決裁を仰ぎます。
このようにして生まれ変わるチャンスを得た人は、そこで初めて新しい肉体に宿って生まれるための両親、生育環境、職業、寿命などといった、来世の人生についての最終決定が下されることになります。
これが運命と呼ばれるもので、いつ、どこで、誰と出会い、どのような関係を結ぶかといった人生の重要な出来事が魂のシナリオとして完成するのです。
いい換えれば、カルマの清算と魂の浄化、成長を促すために避けられない道のりが、今生におけるあなたの人生のシナリオということです。
前述したように、一人の人間の運命のシナリオを決めるまでには何人もの審査役がいます。より磨かれた美しい魂を持つスピリットたちによる公平・中立な審査を経ながら、神仏の心眼の下で、綿密にあなたの人生のプログラムが定められてきたのです。
慎重に慎重を重ね、一点の漏れや落ち度もないよう、あなたの魂が少しでも成長するために……。
そのシナリオは、最終的に「これでいいですか?」と確認がなされ、本人が「はい」と納得した後に決定されます。
このように、転生後の新たな人生のシナリオは、本人のカルマの総決算によって決められるのであって、決して神の一存や強制によって決められるものではありません。
魂のシナリオは、この世において「運命としかいいようがない……」という形で浮上することから、運命のシナリオというとしっくりくるかもしれません。
例えば、
たまたま自分が乗り遅れた飛行機が事故に遭った。
体調を崩して休んだ日にいつも乗っている電車が事故を起こした。
相手の不注意で事故に巻き込まれたものの奇跡的に無傷だった。
などなどの、偶然の一致や奇跡としかいいようのない出来事も運命です。
また運命のシナリオは、その人にとって必要な時期に、必要なものと出会わせてくれます。
ある日フラッと書店に立ち寄り、たまたま手にした本を読んだことで人生が大きく変わった。
病気になって入院していた時に、最良のパートナーと出会った。
第一志望の大学を落ちて仕方なく専門学校に入ったことで、本当にやりたかったことが見つかり、天職に就くことができた。
思わぬピンチのどん底で、亡くなった親の遺産が入ったことで倒産を免れた。
などなど、絶妙なタイミングで人生に光をもたらしてくれるのも運命の導きといえるでしょう。
しかしその一方で、運命は時に避けがたい艱難辛苦として、その人の人生の前に立ちはだかります。
それは避けようとしても決して避けられない。どんなに苦しくとも、たとえそこから逃げ出したくなったとしても必ず向き合わざるを得ない壁であり、とても厳しい試練です。
なぜならもうおわかりのように、その困難な状況こそが、カルマの清算とスピリットの成長につながる、魂のシナリオに書かれた課題だからです。
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