青森の神様 木村藤子の公式ブログ 日々の暮らしから得る気づき

透視人生30年以上のキャリアで培ってきた、誰しもが幸福になる生き方、考え方をお伝えします。

子どもをむやみやたらと叱らない

子どもが3〜4歳くらいになると、子育ての中でも、徐々に躾が大事な要素になってきます。

 

中でも、やってはいけないことをどう理解させるか、といったことがもっとも重要なポイントではないかと思います。

 

ただ、実際の様子を見ていると、小さい子どもには言ってもわからないから、といった単純な理由で、どういった場合でもとにかく「だめ! だめ!」とむやみやたらと子どもを叱る親が多いように思います。

 

そういった叱り方をしてしまう理由はさまざまですが、これは間違った子育てだと私は思っています。

 

私の息子が4歳のとき、こんなことがありました。

 

ある冬の朝、居間のほうから「ガシャーン!」という大きな音が聞こえてきました。

 

驚いてかけつけてみると、居間のガラス窓が割れ、大小の破片が地面に散乱していました。

 

窓の外には、長い棒を手に握りしめ、ガラスの破片をじっと見つめている息子がいて、部屋の中にはおじいちゃんとおばあちゃんが驚いた様子でいました。そして、座り込んでいるおばあちゃんの髪の毛や体には、ガラスの小さな破片がたくさんついています。

 

そこでまず、おじいちゃんに何があったのかを聞きました。すると、普段は全開にしているカーテンを、その日はなぜかおばあちゃんが半分くらい閉めたんだそうです。そうして、もとの位置に戻そうとすると、間もなくガラスが割れたのだそうです。

 

いつものようにカーテンが全開であれば大変なことになっていたかもしれなかったのですが、たまたまカーテンを閉めたおかげで、割れたガラスのほとんどはカーテンで跳ね返っていました。おばあちゃんにはひとまず、

 

「動くと危ないから、息子から話を聞く間、悪いんだけれどもそこにいてくれる?」

 

とお願いをし、私は外に出て息子に、

 

「どうしたの?何があったの?」

 

と尋ねました。すると息子は、

 

「お父さんが昨日、玄関のつららを棒で叩いて落としていたの。落ちてくるとおばあちゃんがケガをして危ないからって。

 

そうしたら、今日もつららができてたの。僕は男の子だから、おばあちゃんにつららが落ちてこないように、つららを落とさなきゃと思ったんだ。

 

でも、棒が重くてふらふらしちゃってガラスを割っちゃった。ごめんなさい……」

 

と言います。そこで私は、息子が持っていた棒を置くように言い、部屋の中へと入るように促しました。そして、息子にこう言いました。

 

「そう。よく気がついたわね。あなたがやったことは、おばあちゃんに対する思いやりから、お父さんのようなことをしようとしたのね。でも、あなたはまだ小さくて力がないから、お父さんのようにこの棒はうまく使えないのよ。割れたガラスがたまたま閉めたカーテンで防ぐことができたからよかったけど、もしおばあちゃんの頭に当たったりしたら、大変なことになっていたかもしれないわね?」

 

と言いました。その言葉を聞いた息子は、事の大きさを理解し、ソファーに座っているおばあちゃんに、

 

「おばあちゃん大丈夫? 大丈夫? ごめんなさい。本当にごめんなさい!おじいちゃん、僕どうしよう。大変なことをしちゃった……」

 

と、泣きながら謝ります。

 

息子は、ただ役に立ちたいといった気持ちから行ったことでしたが、結果的に大変なことをしてしまいました。しかし、私は息子が「大変なことをした」ということに気づいてくれたことで十分でした。何もうるさく言わなくても、しっかりと息子は理解してくれたからです。

 

私たち大人は、人生の先輩として、怒るのではなくて、二度と同じ過ちを繰り返さないように、教え育てなければいけないのです。

 

そもそも、3〜4歳の子どもに怒鳴っても、子供はただ怯え、「怒られた……」と思うだけで、心には何も残りません。叱るだけでは正しい判断力(やっていいことと悪いこと)を身につけさせることはできないどころか、口答えの練習をさせているのと同じなのです。

 

ですから、どんな小さな子どもでも、「だめ、だめ」と頭ごなしに叱らずに、分かりやすい言葉でしっかりと教え諭してあげて欲しいのです。

 

どうしてやってはいけないのか、どうすることが正しいのかといったことを、子どもでもわかるような言葉で説明し、理解させることが大切なのです。

 

子どもの表情の変化を気に留めることなく、ただただ「だめでしょ!」と叱り続けていると、やがて子供は、親の顔色を伺うようになったり、ウソをつくようになったり、ほかの子のせいにするようになるかもしれません。

 

また、どうせいいことをしても認めてもらえないならと、素直さがなくなってしまって、いたずらやいじめに走ってしまう可能性もあるのです。

 

特に、共働きで子育てをしている方は、忙しさから、心の余裕を無くしてしまって、ついつい叱ってしまうことが多いようですが、「だめでしょ!」とただ感情論で叱ってしまうことはないでしょうか。

 

同じような忙しい環境で子育てをしても、子どもの目を見て「どうしたの?何があったの?」と問いかけながら子育てをしている方も多くいます。

 

「忙しいからできない」というのは、親の勝手な都合であり、勝手な言い分です。いくら忙しくても、親は子どもとの会話の中で、何を理解させ、何を考えさせるか、といったことを常に考えていなければいけないのです。

 

子どもは、精神的な学びと、知識を積み重ねつつ、ひとつずつ物事を考え、理解し、覚え、成長していきます。

 

私が何度も繰り返して言うのは、幼児の頃にどう育てたか、ということが子どもの将来にとっていかに大事なことかを、この拝殿の中で、ことあるごとに痛感させられているからです。

 

私は、先ほど紹介した息子とのエピソードを今でも時々思い出すことがあります。私自身、完璧な親だとは思いませんが、息子の話を聞き、教え諭されたときのあの驚きと困惑の息子の表情を、折りにふれては懐かしく思い出します。

 

幼児期までにどう育てたのかが、その子の将来に大きく影響します。もちろん、その人間が生まれ持ったカルマや性格もありますが、親が気づいた知識を得ていれば、親と子の関わり合いの中で、親も子どもも知らぬうちにカルマを解消し、明るい道を歩いていることも十分あり得るのです。

 

 

 

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