「おはようございます」
「今日もいい天気ですね」
毎日のようにかわされる「挨拶」は、人間関係を築くための基本です。
どんなに体調が優れない日でも、少々機嫌が悪い時でも、忙しかったり慌ただしい最中でさえ、挨拶を欠かさないように心がけるだけで、何となく清々しい気持ちでいられると感じるのは私だけでしょうか。
あるお母さんが、お子さんを伴って、神殿に入っていらっしゃいました。
五歳くらいのかわいいおとなしそうなお嬢さんでしたが、私の神殿がもの珍しかったのでしょう、入ってくるなり、キョロキョロと辺りを見回しそわそわしていました。お母さんは「なにやってるの、先生にご挨拶しなさい」と娘の手をとり、強引に自分の隣に座らせました。
そして「ほら、こんにちは、でしょう」と強い口調で言いながら、娘さんの頭をぐいっと下に押して、無理矢理下げさせたのです。
私は驚きました。頭を押さえてご挨拶をさせ、「あらー! おりこうさんね!」と言ってほしいのでしょうか? 私は娘さんに向って「こんにちは。ここには見たことがないようなものがあって、面白いのね」と話しかけました。すると娘さんは、恥ずかしいのか下を向いてしまいました。その様子を見ていたお母さんは、勢いこんで「いつもこうなんです。これから小学校受験もしようとしているのに、挨拶一つ出来なくて。どうすればこの引っ込み思案の性格が直るのか、今日はそれをお聞きしたくて伺ったんです」とおっしゃったのです。それを聞いて、私はなんだか「???」という思いにとらわれました。
そして、心の中で思いました。「どうすれば挨拶が出来るようになるでしょうかって言っても、親自身が、この神殿に入ってきてから神様にも私にも挨拶をせず、子どもには口うるさく言って、なんということかしら」
親自身が手本を示すことなく、受験のために挨拶できるように躾をする、人からいい子だと思われるようにはきはきとした受け答えができる訓練をする、というのでは、「挨拶」に込められた真の意味を子どもが理解することもなく、形だけの動きで真心が消えてしまう。そのことに母親は気づいていなかったのです。
挨拶をするということは、他人を敬い、自分を認めてもらうための大切な習慣です。ところが、親の知識不足からきちんとした躾ができないまま大人になると、いくつになっても他人との関係を築けないので、まともな挨拶すらできない人になってしまいます。
子どもにとっての心豊かな環境を整えるためにも、愛される喜びを教えるためにも、子どもに挨拶の習慣を身につけさせるよう、ご自分が手本を示す努力をしてください。
やはり挨拶は、人と人との「心の和合」を叶えるための第一歩。きちんとした挨拶を心がけることで、物事がいい方向に転がり、他人とのご縁はより広がっていくのです。
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