親が子どもに対して正しい知識の特訓をする。それが躾であり、教育です。
この知識の特訓の仕方を間違えると、子どもは大きな問題を抱えてしまいます。
親の我欲を子どもに押しつけて干渉し過ぎたり、理解ある親を演じて特訓を放棄していると、その子どもはどこかで精神バランスを崩してしまうのです。
不登校、いじめ、ひきこもり、家庭内暴力、自傷行為、自殺、青少年の犯罪(性犯罪)など、これはある意味、親が歪んだ知識を与えてしまった結果の弊害も多いようです。
もちろん、そればかりとは限らないでしょうが、最も子どもの心に深い影響を与えるのは親や家庭環境だからです。
そこでどんな知識が子どもに与えられているか…。
その知識という言葉に対して自覚もないまま、親として一所懸命子育てをしたつもりが、子どもに絶大な愛情を持っていたつもりが、気づいた時は偏り過ぎて「無知」だけが浮き上がっていたりします。
私は毎日のようにそのような悲惨な親子の例を見せられていますが、それは親のプライドや我欲から出た誤った知識の押しつけであったり、うわべだけ理解ある親のつもりで正しい知識に気づけない場合が多く見られます。
その結果、子どもに歪みが現れる。その原因を「親の知識不足」だといっても、親は自分の不足に気づかずに、学校や友だち、社会のせいにする。
例えば、親子の会話にしても、親が一方的にべらべら喋り続ける親だと子どもは心を閉ざしてしまいます。そして、その子は一つの環境の育ちから他人とも心を開いて交わることができなくなってしまうのです。
お愛想だけよくして内心では人をバカにしているような人は、その子どもや孫にも悪影響を及ぼします。そのような環境で育つと、親と同じように外ではおかめの顔をして、家に帰ると般若の顔をするのが当たり前だと思うのです。
この家庭という外から中が見えない一個のボックスの恐さ…。
ですから、そうならないために、少なくとも小さい頃から相手の気持ちをちゃんと聞いて理解する会話の訓練、特訓をしておく必要があります。
いろいろな不幸やトラブルは、人間関係がうまくできないところから発生しているので、特に人との接し方についての正しい知識が大切です。
相手の目や表情をしっかり見て、じっくりと耳を傾け、「なぜ?」「どうして?」と問いながら相手の気持ちや考えを正しく理解する。
そうすれば、相手もイキイキした表情や態度になって、何をいわんとしているか本心が伝えやすくなり、信頼感も生まれます。
反対に、相手の顔も見ずに下を向いて会話をする人がいますが、そのような人は表情を読み取る訓練ができないため、なかなか意思の疎通ができない場合があります。
また、親が、何が善いことで何が悪いことかという知識があれば、子どももその環境の中で親の背中を見ながらそれを自然に学んでいきます。
この特訓が子どもの正しい理解力や判断力を培うのです。
すなわち、家族という一つのまとまりの中で、いかに親そのものが知識を得ることが大事なことであるか、それを深く認識していただきたいのです。
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